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大動物用手術台設備

国内特許コード P04A004922
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願平11-026271
公開番号 特開2000-217845
登録番号 特許第3016024号
出願日 平成11年2月3日(1999.2.3)
公開日 平成12年8月8日(2000.8.8)
登録日 平成11年12月24日(1999.12.24)
発明者
  • 新井 鐘蔵
出願人
  • 農林水産省家畜衛生試験場長
発明の名称 大動物用手術台設備
発明の概要 牛等に麻酔下で脳外科手術を施すにあたって、腹臥位を、比較的少人数で容易にとらせることができるとともに、頭部を合理的かつ確実に保定し得、長時間、安全に手術を施すことのできる大動物用手術台設備を提供する。 牛(C)を乗せる手術台(15)と、該手術台(15)に乗せられた牛(C)を立位で保定し、かつ、麻酔処置等を施した際に、前記立位から腹臥位に倒れさせて保定する姿勢保定手段(40、45、46、50、55、)と、牛(C)を乗降させる際には前記手術台(15)を低位置で保持し、手術等を行う際には前記手術台(15)を所定の高さ位置まで上昇させる手術台用リフター(17)と、前記腹臥位に倒された牛Cの頭部が乗せられる頭部受け台(30)と、該頭部受け台(30)を所定の高さ位置まで上昇させる頭部用リフター(35)と、前記頭部受け台(30)に乗せられた牛(C)の頭部を保定する頭部保定手段(60、65)と、を具備する。
従来技術、競合技術の概要 従来、牛、馬等の大型家畜を全身麻酔下で手術する場合、それらを横臥位又は仰臥位で保定する大動物用手術台設備を使用している。この大動物用手術台設備を用いて、体重600kg前後の成牛に全身麻酔処置を施す場合、通常、倒牛、保定作業に少なくとも5人以上の人手が必要であり、また、牛が暴れた際に保定者が怪我をする危険性も高い。さらに、成牛を横臥位保定で長時間全身麻酔を施した場合、牛自身の体重負荷により、横臥位側の後肢が神経圧迫を起こし、手術後に起立不能になる場合がある。また、全身麻酔は、牛の第一胃運動を抑制する作用があり、第一胃鼓脹を生じ、第一胃液の誤嚥を生じる可能性も高くなる。このように、現在使用されている横臥位保定式の大動物用手術台設備では、長時間全身麻酔を施すことが難しい。また、現状では、牛の脳外科手術法は十分には確立されておらず、専用の手術台設備は開発されていない。ここで、脳外科手術を行う場合、特に重要とされるモニタリングは、脳圧(頭蓋内圧)の管理である。脳手術に伴う急激な脳圧上昇は致命傷を与える可能性があり、脳圧のコントロールが手術の予後に大きな影響を与える。しかしながら、牛については、有用な脳圧測定法が未だ開発されておらず、脳手術に伴う情報がほとんど無いのが実情であった。かかる点に鑑み、本願発明者は、鋭意研究を重ねて、牛の脳圧測定法として硬膜外圧測定法を開発し、これを用いて牛の立位と横臥位における脳圧の変化を比較したところ、図4(A)、(B)に示される如くに、牛を横臥位で保定した場合には急激に脳圧が上昇することを見い出した。
産業上の利用分野 牛、馬等の大動物に全身麻酔下で手術(特に脳外科手術)を施すのに好適な大動物用手術台設備
特許請求の範囲 【請求項1】 牛等の大動物を乗せる手術台と、該手術台に乗せられた大動物を立位で保定し、かつ、麻酔処置等を施した際に、前記立位から腹臥位に倒れさせて保定する姿勢保定手段と、前記大動物を乗降させる際には前記手術台を低位置で保持し、前記大動物の手術等を行う際には前記手術台を所定の高さ位置まで上昇させる手術台用リフターと、前記腹臥位に倒された大動物の頭部が乗せられる頭部受け台と、該頭部受け台を所定の高さ位置まで上昇させる頭部用リフターと、前記頭部受け台に乗せられた前記大動物の頭部を保定する頭部保定手段と、を具備して構成された大動物用手術台設備。
【請求項2】 前記姿勢保定手段は、前記大動物の頭部ないし首部の左右方向の位置規制を行う左右方向保定具と、前記大動物の前後方向の位置規制を行う前後方向保定具と、前記大動物の腰部を引張支持するチェーンブロック等の吊持手段からなる腰部保定具と、前記大動物の側部に押し当てられるエアーバック等の膨縮手段からなる側部保定具と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の大動物用手術台設備。
【請求項3】 前記頭部保定手段は、鼻部分を前方に引っ張るようにして保定する鼻保定具と、頭部における一対の角等の突出部分を引っ張るか又は押圧するようにして保定する二点保定具と、からなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の大動物用手術台設備。
【請求項4】 前記手術台の両側部に前記大動物の落下等を防止すべく柵状部材が配設され、それら柵状部材のうちの少なくとも一方側は、前記大動物を前記手術台の一側方から降ろせるように、取り外し可能とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の大動物用手術台設備。
産業区分
  • 畜産
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中


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