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食肉成分測定装置及び記録媒体

国内特許コード P04A004986
掲載日 2004年12月7日
出願番号 特願2000-017543
公開番号 特開2001-208747
登録番号 特許第3472797号
出願日 平成12年1月26日(2000.1.26)
公開日 平成13年8月3日(2001.8.3)
登録日 平成15年9月19日(2003.9.19)
発明者
  • 米丸 淳一
  • 篠田 満
  • 川手 督也
  • 上田 靖子
  • 須山 哲男
  • 渡邊 彰
  • 竹中 昭雄
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 食肉成分測定装置及び記録媒体
発明の概要 測定を行う対象食肉の画像を取得する画像取得手段と、対象食肉の重量を測定する重量測定手段と、画像取得手段で得られた画像データ及び重量測定手段で測定された重量のデータとに基づいて対象食肉の水分、蛋白、脂肪などの成分又はカロリーを算出するデータ処理手段において、対象食肉の画像の範囲内においてG値がしきい値を越える画素を脂肪部位とし、G値がしきい値以下である画素を赤身部位と分類し、分類された画素における赤身部位と脂肪部位との面積をそれぞれ算出し、それぞれの面積を面積重量変換法により重量に変換することにより赤身部位から蛋白含量、脂肪部位から脂肪含量の推定成分値を求める食肉成分測定装置である。なお食肉は牛肉、豚肉、鶏肉、及び猪肉からなる群より選ばれた肉である。また画像取得する手順と重量測定する手順と食肉の成分又はカロリーを算出するデータ処理手段において、食肉の赤身部位と脂肪部位とを分類してそれぞれの部位の占める面積を算出し重量に変換して推定成分値を求める手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
従来技術、競合技術の概要


農学研究分野において、食肉、例えば牛肉の品質を測定する場合、測定や検査で商品価値を損なわないようにするために、非破壊測定技術が採用されている。この非破壊測定技術には、大別して光学的方法、力学的方法、電磁気学的方法、放射線学的方法、バイオセンシング方法及びその他の方法に分けられる。これらの非破壊測定技術の中でも、光学的方法は装置が簡易であり、しかも比較的安価なことから多く用いられている。この光学的方法にも、枝肉の断面において脂肪面積と肉面積を識別し、枝肉中の脂肪量を単純に推定する方法や、枝肉の断面において多くの部位を識別することにより枝肉の構成の予測式を推定する方法などがある。しかしながら、これらの光学的方法は、枝肉の格付基準でいえば、歩留り及びロース芯面積などの計測を目的とする場合に主に使用されるものであって、積極的に脂肪含量を推定しようというものではない。また、最近では、枝肉について精緻な画像解析を行った研究が発表されているが、これらの研究は、枝肉断面のロース芯の脂肪を対象とした研究であり、枝肉の格付けの要因であるBMS No.(Beef Marbling Standard:脂肪交雑標準)を客観的に評価するための研究である。これらの画像解析を用いる方法は、主に枝肉を対象としており、精肉、すなわちスライス食肉を対象としていない。このため、従来の画像解析を用いる方法は、精肉の成分やカロリーを求める全体的な評価には不向きであった。一方、精肉のカロリーを推定するための技術としては、近赤外光を用いた方法があるが、測定に使用するプローブの面積が小さいために、精肉全体の評価は困難であった。また、これらの技術はすべて成分比を測定するものであり、成分の絶対的数値(グラム単位)は表示されない。

産業上の利用分野


農学研究分野において、非破壊法によりスライス食肉の成分又はカロリーを求める食肉成分測定装置及び記録媒体

特許請求の範囲 【請求項1】
測定を行う対象食肉の画像を取得する画像取得手段と、前記対象食肉の重量を測定する重量測定手段と、前記画像取得手段で取得された画像のデータ及び前記重量測定手段で測定された重量のデータとに基づいて前記対象食肉の成分又はカロリーを算出するデータ処理手段であって、前記対象食肉の画像の範囲内において赤身部位と脂肪部位とを分類し、分類された画素における前記赤身部位と前記脂肪部位との面積をそれぞれ算出し、それぞれの面積を重量に変換することにより前記赤身部位と前記脂肪部位とのそれぞれの推定成分値であって、以下の式により推定される推定成分値を求めることを特徴とする食肉成分測定装置。(赤身又は脂肪のいずれかと判断された面積×全肉重量/全肉面積)×対象食肉のそれぞれにおける比重補正値。

【請求項2】
前記赤身部位と脂肪部位との分類は、前記対象食肉の範囲内におけるG値がしきい値を越えるか否かにより分類し、かつ、G値がしきい値以上であると判定する部位の面積として1mm2以上の面積を有する部位を対象とすることを特徴とする請求項1に記載の食肉成分測定装置。

【請求項3】
前記食肉は、牛肉、豚肉、鶏肉、及び猪肉からなる群より選ばれた肉であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食肉成分測定装置。

【請求項4】
測定を行う対象食肉の画像を取得する画像取得する手順と、前記対象食肉の重量を測定する重量測定する手順と、前記画像取得手順により取得された画像のデータ及び前記重量測定手順により測定された重量のデータとに基づいて前記対象食肉の成分又はカロリーを算出するデータ処理手順であって、前記対象食肉の画像の範囲内において赤身部位と脂肪部位とを分類し、分類された画素における前記赤身部位と脂肪部位とのそれぞれの占める面積を算出し、それぞれの面積を重量に変換することにより、前記赤身部位と前記脂肪部位とのそれぞれの推定成分値であって、以下の式により推定される推定成分値を求めることを特徴とするデータ処理手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。(赤身又は脂肪のいずれかと判断された面積×全肉重量/全肉面積)×対象食肉のそれぞれにおける比重補正値。
国際特許分類(IPC)
画像

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08519_02SUM.gif
出願権利状態 登録


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