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有害物質の吸着素材及び有害物質の脱着方法

国内特許コード P04A005016
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願2000-261197
公開番号 特開2002-066315
登録番号 特許第3430257号
出願日 平成12年8月30日(2000.8.30)
公開日 平成14年3月5日(2002.3.5)
登録日 平成15年5月23日(2003.5.23)
発明者
  • 加藤 弘
  • 塚田 益裕
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 有害物質の吸着素材及び有害物質の脱着方法
発明の概要 【課題】 経済的な方法で製造でき、しかも効率的に有害物質を吸着できる吸着素材及び有害物質の脱着方法並びに内分泌攪乱物質の定量方法の提供。
【解決手段】 ホルムアルデヒド及びメチルメルカプタン等、並びにビスフェノール及びノニルフェノール等から選ばれた少なくとも一種の有害物質を吸着することができる有機高分子からなり、該有機高分子が絹蛋白質、羊毛ケラチン、セルロース、及びポリアミドから選ばれた少なくとも一種である。該有機高分子は、金属を含有していてもよいアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル、又はグリセロールポリグリシジルエーテルを主成分とするエポキシ化合物によりグラフト加工又は化学加工されたものがよい。この吸着素材を用いて、有害物質の吸着・脱着及び内分泌攪乱物質の吸着・定量ができる。
従来技術、競合技術の概要


近年、日常生活の場での悪臭を吸着・消臭して、快適で健康的な生活環境を維持しようとする動きが活発化し、有害物質を吸着するための素材として種々の吸着素材が製造され、利用されている。
悪臭成分としては、例えば、メチルメルカプタン、硫化水素若しくは硫化メチル等の硫黄化合物、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン若しくはインドール等の窒素化合物、プロピオン酸、酪酸若しくは酢酸等の脂肪酸、ホルムアルデヒド、又はアセトアルデヒド等がある。有害物質には特有の臭い成分を含むものが多く、「悪臭防止法」では、生活環境を損なうおそれのある22種類の物質を特定悪臭物質として指定し、規制の対象としている。大気環境を劣悪化する汚染源には、その他に、浮遊粉塵、イオウ酸化物、一酸化炭素、窒素酸化物、アルデヒド等の自動車の排気ガスがあり、これらについても、規制の対象とされている。このような有害物質を吸着・分解するための各種素材が提案されている。

産業上の利用分野


本発明は、有害物質の吸着素材及び有害物質の脱着方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ホルムアルデヒド、メチルメルカプタン、酸化窒素、ビスフェノール、ノニルフェノール、テトラメチルブチルフェノール、及びフタル酸ビス2-エチルヘキサンから選ばれた少なくとも一種の有害物質を吸着することができる有機高分子からなる吸着素材であって、該有機高分子が昆虫由来の絹蛋白質、羊毛ケラチン、セルロース、及びポリアミドから選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする有害物質の吸着素材。

【請求項2】
前記有機高分子が、金属を含有していてもよいメタクリル酸ベンジル、スチレン、メタクリル酸2-ヒドロキシエチル、メタクリルアミド、アクリル酸4-ヒドロキシブチル、メタクリル酸4-ヒドロキシブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、若しくはメタクリル酸メチルのいずれかによりグラフト共重合されたものであるか、又はエポキシ化合物により共有結合されたものである請求項1記載の有害物質吸着素材。

【請求項3】
前記エポキシ化合物がグリセロールポリグリシジルエーテ、エチレングリコールジグリシジルエーテル、又はソルビトールポリグリシジルエーテルルを主成分とするものである請求項2記載の有害物質吸着素材。

【請求項4】
有害物質である硫化水素を吸着することができる有機高分子からなる吸着素材であって、該有機高分子が羊毛であり、この羊毛が金属を含有していてもよいメタクリル酸ベンジル、スチレン、メタクリル酸2-ヒドロキシエチル、メタクリルアミド、アクリル酸4-ヒドロキシブチル、メタクリル酸4-ヒドロキシブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、若しくはメタクリル酸メチルのいずれかによりグラフト共重合されたものであるか、又はエポキシ化合物により共有結合されたものである有害物質吸着素材

【請求項5】
ホルムアルデヒド、イソ吉草酸、メチルメルカプタン、トリメチルアミン、アンモニア、酸化窒素、硫化水素、ビスフェノール、ノニルフェノール、テトラメチルブチルフェノール、及びフタル酸ビス2-エチルヘキサンから選ばれた少なくとも一種の有害物質を含む有機溶媒中に、昆虫由来の絹蛋白質、羊毛ケラチン、セルロース、及びポリアミドから選ばれた少なくとも一種の吸着素材を浸漬して該有害物質を吸着させた後、有害物質の吸着された吸着素材を取り出して乾燥させ、次いで、有機溶媒/水系の混合溶媒中に所定の時間浸漬し、吸着された有害物質を脱着させることを特徴とする有害物質の脱着方法
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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