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食用キノコ由来の色素を用いる染色方法 UPDATE

国内特許コード P04A005037
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願平10-287713
公開番号 特開2000-119975
登録番号 特許第3020159号
出願日 平成10年10月9日(1998.10.9)
公開日 平成12年4月25日(2000.4.25)
登録日 平成12年1月14日(2000.1.14)
発明者
  • 白田 昭
  • 加藤 弘
出願人
  • 農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所長
発明の名称 食用キノコ由来の色素を用いる染色方法 UPDATE
発明の概要 【課題】 食用キノコ由来の色素を用いる染色方法の提供。
【解決手段】 以下の工程:(1) 食用キノコから有機溶媒及び/又は水で色素を抽出する工程、(2) 得られた色素抽出物を染色対象に添加する工程、を包含する染色対象の染色方法。
従来技術、競合技術の概要


従来、衣料の染色には、合成色素が多く使用されてきた。しかし、最近は穏やかな風合いで染色される天然色素に人気が集まり、草木染めはブームになっている。また、染色工場から出る廃液の問題など、環境への影響からも合成色素よりも、分解されやすく安全性の高い天然色素を使用することが好ましい。さらに、食品、飼料、化粧品等の分野でも、人体への影響から、合成色素は敬遠され、天然色素の重要性はますます増大してきている。
特に、近年、食品に添加される色素の大半が、合成色素から天然色素に変わりつつある。食品の中でも、特に清涼飲料、チューインガム、飴、カプセル状食品、タブレット状食品等の嗜好的食品や健康食品に添加する色素としては、そのヘルシーなイメージから、天然色素が用いられる傾向が強い。
飼料分野においては、例えば、ブラウンフィッシュミール、ホワイトフィッシュミール、植物性タンパク質などを主成分とする飼料の場合、飼料中でのその配合割合が、飼料製造時の収穫量や価格により変動するため、飼料の色彩を一定に保つことができず、消費者に不安感を抱かせることが問題になっている。消費者の中には飼料を購入するに当たり、飼料の色彩を判断材料として選択する場合もあり、飼料の色彩が製造ロットにより変化することは好ましくない。従って、外観性及び安全性の面から、天然色素を用いる飼料の染色方法の開発が望まれている。
工業的に用いられている天然色素による染色方法としては、エンジムシ由来のコチニールなど動物由来の天然色素を用いる方法、ニンジン由来のβ-カロチン、ベニバナ由来のカルサミン、紫根由来のシコニンなど植物由来の天然色素を用いる方法、モナスカス属(Monascus)に属するかび由来の赤色及び黄色系色素、セラチア属(Serratia)に属する細菌由来の赤色系色素など微生物由来の天然色素を用いる方法などが挙げられる。しかし、微生物の一種であるキノコ、特に安全性の面からも利用価値が高いものと思われる食用キノコに由来する色素を用いる染色方法はほとんど知られていない。

産業上の利用分野


本発明は、食用キノコから有機溶媒及び/又は水で抽出された色素を用いた染色方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の工程:
(1) ヒラタケ属に属するキノコからメタノール若しくはエタノール及び/又は水で色素を抽出する工程、
(2) 得られた色素抽出物を染色対象に添加する工程、を包含する、染色対象の染色方法。

【請求項2】
メタノール若しくはエタノール及び/又は水の存在下で染色対象及び食用キノコを浸漬処理することを特徴とする染色対象の染色方法。

【請求項3】
染色対象が繊維製品、食品、飼料、化粧品又は医薬品である請求項1又は2記載の染色方法。

【請求項4】
メタノール若しくはエタノールの濃度が80~95%である請求項1~3のいずれか1項に記載の染色方法。

【請求項5】
ヒラタケ属に属するキノコがトキイロヒラタケである請求項1~4のいずれか1項に記載の染色方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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