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PCR法による植物遺伝子の検出方法

国内特許コード P04A005168
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願平11-336142
公開番号 特開2001-149080
登録番号 特許第3131633号
出願日 平成11年11月26日(1999.11.26)
公開日 平成13年6月5日(2001.6.5)
登録日 平成12年11月24日(2000.11.24)
発明者
  • 荒平 正緒美
  • 深澤 親房
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 PCR法による植物遺伝子の検出方法
発明の概要 【課題】 ダイズを始めとする植物種子を素材とする植物性加工食品のうち、タンパク質の変性処理を受けたものから、PCR用の鋳型として使用できる純度の高いDNAを調製する方法の提供、及び、植物性加工食品から当該植物の遺伝子をPCR法を用いて検出するに当たり、当該鋳型DNAを用いて検出する方法を提供すること。
【解決手段】 高温処理、高温磨砕処理、高圧処理または発酵処理のいずれかの処理を受けた植物性加工食品を、必要に応じて脱脂した後、該植物性加工食品からDNA粗画分を抽出し、次いでポリエチレングリコール沈澱法および/またはポリアクリルアミドゲル電気泳動法によるDNA分画処理を行うことを特徴とする植物性加工食品から鋳型DNAを調製する方法。
従来技術、競合技術の概要



ダイズを始めとして植物DNAの抽出には、CTAB法(Marray, M. G. andThompson, W. F. (1980); Rapid isolation of high molecular weight plant DNA. Nucleic Acids Res., 8. 4321-4325) 、SDS-フェノール法 (David, R.W., Thomas, M., Cameron, J., St.John, T. P., Scherer, S. and Padgett, R.A.; (1980) "Methods in Enzymology", ed. by Grossman, L. and Moldav, K.,Vol. 65, p404, Academic Press, New York) 、プロテアーゼK法 (Jofuku, K.D., Goldberg, R. B.; (1988) Plant molecular biology-a practical approach, ed. by Show, C. H., p37, IRL Press, Oxford-Washington DC)などの基本的手法が既に開発され、食品からのDNA抽出にも用いることができる。

しかし、植物種子などを素材とした加工食品を製造する場合、一般に高温、高圧、機械的磨砕処理あるいは微生物による発酵操作などの様々な加工工程を経ることが多い。このため、上記基本手法を直接的に適用しても、PCR増幅の鋳型DNAに使用できる純度を持つDNAの調製は困難な場合が多かった。

例えば、日本の伝統的植物由来食品の素材であるダイズの場合、種子およびモヤシは、上記基本法だけでもNativeの状態で純度の高いDNAを抽出できる。しかし、豆腐(凍豆腐も含む)および油揚げ(がんもどきを含む)等は、その製造過程においてタンパク質変性処理を受け、DNAの細断化が起こっているため、前処理なしに、あるいはDNAの精製操作なしに、上記基本法を用いてPCR用の鋳型DNAを調製することが可能ではあるけれども、収率が低いという問題がある。また、きな粉(高温磨砕)および蒸煮ダイズ(煮豆、オートクレーブ処理)、またはそれらの発酵食品(納豆および味噌など)等の場合には、DNAが各処理により切断されていることから、低分子のDNAが混合せず純度の高いDNAを調製することは極めて困難であった。

産業上の利用分野



本発明は、ダイズなどの植物種子を素材とした加工食品から、当該植物の遺伝子並びに組み換え遺伝子をPCR法を用いて検出するに当たり、抽出されたDNA粗画分を分画処理することによって得られた鋳型DNAを使用する植物遺伝子の検出方法に関する。植物種子を素材とした加工食品は、その製造過程において、タンパク質変性処理、例えば高温処理、高温磨砕処理、高圧処理あるいは機械的磨砕処理などを受けることにより、DNA分子の細断化が起こる。また、味噌や納豆などの発酵食品の場合は、微生物由来のヌクレアーゼにより更なるDNAの細断化が起こる。本発明は、植物性加工食品から当該植物の遺伝子をPCR法を用いて検出するに当たり、抽出されたDNA粗画分を分画処理して、得られた純度の高い鋳型DNAを使用する方法を提供するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
タンパク質変性処理を受けた植物性加工食品から、当該植物の遺伝子をPCR法を用いて検出するに当たり、該食品を脱脂した後、常法によりDNA粗画分を抽出し、次いでポリエチレングリコール沈澱法および/またはポリアクリルアミドゲル電気泳動法によるDNA分画処理を行うことにより得られる鋳型DNAを用いることを特徴とする植物遺伝子の検出方法。

【請求項2】
タンパク質変性処理を受けた植物性加工食品が油糧種子である請求項に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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08730_01SUM.gif
出願権利状態 登録


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