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複合病害抵抗性を示す形質転換植物

国内特許コード P04A005233
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願2001-283117
公開番号 特開2003-088379
登録番号 特許第3704554号
出願日 平成13年9月18日(2001.9.18)
公開日 平成15年3月25日(2003.3.25)
登録日 平成17年8月5日(2005.8.5)
発明者
  • 川田 元滋
  • 福本 文良
  • 中島 敏彦
  • 黒田 秧
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 複合病害抵抗性を示す形質転換植物
発明の概要 複合病害抵抗性が付与された形質転換植物の提供。 キャベツ及びコマツナの種子由来の特定のアミノ酸配列からなるタンパク質もしくは、該タンパク質のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されており、かつ抗菌活性を有するタンパク質。
従来技術、競合技術の概要



農作物生産においては一般に、高品質植物の安定生産及び農薬依存度の軽減が要望されている。そのため、組換えDNA 技術などの有用な植物バイオテクノロジー技術を利用して、病虫害に対して抵抗性を示す植物の品種改良が盛んに行われている。既に除草剤耐性を示す形質転換植物(特開平2-186925号公報)、ウイルス抵抗性を示す形質転換植物(特開平4-330233号公報)及び害虫抵抗性を示す形質転換植物(特開平3-247220号公報)が、組換えDNA 技術を利用して作出されている。さらに、病原糸状菌の産生する毒素を不活化する酵素の遺伝子を導入して得られる病原糸状菌に対して抵抗性を示す形質転換植物(Plant Physiology, 104: 109-118)や、昆虫由来の抗菌性タンパク質の遺伝子を導入して得られる少なくとも一つの病原菌に抵抗性を示す形質転換植物(特開平7-250685号公報)のように、植物病原菌に対して抵抗性を示す形質転換植物も数種作出されている。





しかしながら、植物病害は1種の病原菌に起因するものだけではなく、例えばイネの主要病害として糸状菌由来のいもち病、細菌由来の白葉枯病が挙げられるように、糸状菌や細菌由来の複数の病原菌が植物の主要病害を引き起こしている場合が多い。従って、このような複合病害に対し強い抵抗性を示す植物の作出が望まれていた。

産業上の利用分野



本発明は、遺伝子工学的手法を用いて得られる病害抵抗性を示す形質転換植物、及び該形質転換植物の作出方法、並びに植物への病害抵抗性の付与方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質。
【請求項2】 複数の種類の病原菌に対する抵抗性を有するものである、請求項1記載のタンパク質。
【請求項3】 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子。
【請求項4】 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子が以下の(c)又は(d)のDNAを含むものである、請求項3記載の遺伝子。
(c) 配列番号1に示す塩基配列からなるDNA
(d) 配列番号1に示す塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ抗菌活性を有するタンパク質をコードするDNA
【請求項5】 複数の種類の病原菌に対する抵抗性を有するタンパク質をコードするものである、請求項3又は4記載の遺伝子。
【請求項6】 請求項3~5のいずれか1項に記載の遺伝子を含む形質転換植物。
【請求項7】 植物が、植物体、植物器官、植物組織又は植物培養細胞である、請求項6記載の形質転換植物。
【請求項8】 植物が単子葉綱又は双子葉綱の植物である、請求項6又は7記載の形質転換植物。
【請求項9】 単子葉綱の植物がイネ科に属するものである、請求項8記載の形質転換植物。
【請求項10】 イネ科に属する植物がイネである、請求項9記載の形質転換植物。
【請求項11】 複合病害抵抗性を示す請求項6~10のいずれか1項に記載の形質転換植物。
【請求項12】 複合病害が少なくとも1種の植物病原菌由来の病害である、請求項11記載の形質転換植物。
【請求項13】 植物病原菌由来の病害が植物病原細菌由来又は植物病原糸状菌由来のものである、請求項12記載の形質転換植物。
【請求項14】 植物病原細菌由来の病害がイネ白葉枯病、褐条病、もみ枯細菌病及び/又は苗立枯病である、請求項13記載の形質転換植物。
【請求項15】 植物病原糸状菌由来の病害がイネいもち病、紋枯病及び/又はごま葉枯病である、請求項13記載の形質転換植物。
【請求項16】 請求項6~15のいずれか1項に記載の形質転換植物から得られる種子。
【請求項17】 請求項3~5のいずれか1項に記載の遺伝子を植物に導入することにより、植物に複合病害抵抗性を付与する方法。
【請求項18】 請求項3~5のいずれか1項に記載の遺伝子を含む発現ベクターを構築する工程、該発現ベクターで植物を形質転換する工程、及び得られる形質転換体から植物体を再生する工程を含むことを特徴とする、複合病害抵抗性植物の作出方法。
【請求項19】 植物が単子葉綱又は双子葉綱のものである、請求項18記載の方法。
【請求項20】 単子葉綱の植物がイネ科に属するものである、請求項19記載の方法。
【請求項21】 イネ科に属する植物がイネである、請求項20記載の方法。
【請求項22】 複合病害が少なくとも1種の植物病原菌由来の病害である、請求項18~21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】 植物病原菌由来の病害が植物病原細菌由来又は植物病原糸状菌由来のものである、請求項22記載の方法。
【請求項24】 植物病原細菌由来の病害がイネ白葉枯病、褐条病、もみ枯細菌病及び/又は苗立枯病である、請求項23記載の方法。
【請求項25】 植物病原糸状菌由来の病害がイネいもち病、紋枯病及び/又はごま葉枯病である、請求項23記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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