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ブタ由来インターロイキン-18に対するモノクローナル抗体

国内特許コード P04A005272
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願平11-287367
公開番号 特開2001-103967
登録番号 特許第3230220号
出願日 平成11年10月7日(1999.10.7)
公開日 平成13年4月17日(2001.4.17)
登録日 平成13年9月14日(2001.9.14)
発明者
  • 宗田 吉広
  • 森 康行
  • 下地 善弘
  • 新井 啓五
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 ブタ由来インターロイキン-18に対するモノクローナル抗体
発明の概要 【解決手段】 ブタ由来インターロイキン-18に特異的に反応するモノクローナル抗体である。
【効果】 ブタ由来インターロイキン-18の検出、精製、定量等が可能となる。
従来技術、競合技術の概要



インターロイキン-18(以下、「IL-18」という)は、主に活性化マクロファージから産生され、T細胞やNK細胞からのインターフェロンガンマ(IFN-γ)の産生を誘導するサイトカインで(H.Okamura et al., Nature,378,88-91,1995)、その免疫担当細胞からのIFN-γの産生を誘導する生理活性を利用して、IFN-γ誘導剤、抗ウイルス剤、抗菌剤、抗腫瘍剤、免疫調節剤等の多様な臨床応用が期待されている。これまでに、マウス(H.Okamura et al., Nature.,378,88-91,1995)、ヒト(S.Ushio et al., J.immunol.,156,4274-4279)、ラット(B.Conti et al., J.Biol.Chem.,272,2035-2037)及びイヌ(F.Okano et al.,J.interferon cytokine Res.,19, 27-32)について、それらのIL-18遺伝子の塩基配列が報告されているが、家畜における報告はほとんどなく、家畜へのIL-18の利用が妨げられている。

最近、本発明者らにより、ブタにおけるIL-18遺伝子の全塩基配列及びアミノ酸配列を明らかにされたが(Genbank公開データAB01003)、ブタIL-18遺伝子を用いて活性の確認された組み換え蛋白質(組換えIL-18)の作製に成功した例はない。その理由は、ブタIL-18は、生体内で活性のない前駆体が変換酵素(IL-beta converting enzyme、別名caspase-1)の作用により切断(ブタIL-18のアミノ酸配列の35-36のAsp-Tyr間でcaspase-1により切断)されて初めて活性を持つという特徴を有しているため、他のサイトカインが保有するシグナルペプチドを有していないことにある。すなわち、ブタIL-18はシグナルペプチドを有していないため、細胞外へ活性型のブタIL-18を分泌させることは、大腸菌及びバキュロウイルスのいずれの発現系においても困難である。そこで、本発明者らは、大腸菌発現系において、変性剤による処理を行なって菌体成分とともにブタIL-18を抽出した後、ブタIL-18に付加しておいたHisタグによるアフィニティー精製によりブタIL-18を精製し、活性再生を行なったが、やはり活性型のブタIL-18を得ることは困難であった。また、本発明者らは、バキュロウイルス発現系において、前駆体型のブタIL-18は非常によく分泌されるが、活性型のIL-18は培養上清中に微量しか分泌されないことを確認している。

このような状況の下、ブタIL-18、特に活性型のブタIL-18の検出・精製・中和等の手法を確立することが望まれているが、ブタIL-18に特異的に反応するモノクローナル抗体が樹立されていない現状においては、それらの手法を確立することは困難である。そこで、ブタIL-18に特異的に反応するモノクローナル抗体を樹立し、ブタIL-18の検出・精製等の手法を確立することが切望されている。

産業上の利用分野



本発明は、ブタ由来インターロイキン-18に特異的に反応するモノクローナル抗体、該モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ、並びに該モノクローナル抗体を利用したブタ由来インターロイキン-18の精製方法及び検出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ブタ由来インターロイキン-18に特異的に反応し、ヒト由来インターロイキン-18との交差反応性を示さないことを特徴とするモノクローナル抗体。

【請求項2】
受託番号がFERM P-17527、FERM P-17528、FERM P-17529のいずれかであるハイブリドーマより産生される、請求項1記載のモノクローナル抗体。

【請求項3】
請求項1記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。

【請求項4】
前記ハイブリドーマの受託番号がFERM P-17527、FERM P-17528、FERM P-17529のいずれかである、請求項3記載のハイブリドーマ。

【請求項5】
請求項1または2記載のモノクローナル抗体を利用してブタ由来インターロイキン-18を精製することを特徴とする、ブタ由来インターロイキン-18の精製方法。

【請求項6】
請求項1または2記載のモノクローナル抗体を利用してブタ由来インターロイキン-18を検出することを特徴とする、ブタ由来インターロイキン-18の検出方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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