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アカバネウイルスS RNAの全塩基配列と異常産関連ウイルス病遺伝子診断のためのプライマー配列

国内特許コード P04A005273
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願平10-104420
公開番号 特開平11-290080
登録番号 特許第3227475号
出願日 平成10年4月15日(1998.4.15)
公開日 平成11年10月26日(1999.10.26)
登録日 平成13年9月7日(2001.9.7)
発明者
  • 明石 博臣
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 アカバネウイルスS RNAの全塩基配列と異常産関連ウイルス病遺伝子診断のためのプライマー配列
発明の概要 本発明は、以下の工程:(a)対象動物の細胞及び/又は血液からRNAを含有する試料を調製する工程、(b)上記試料に対して、アカバネウイルスSRNAに特異的に結合するプライマーを用いたRT-PCRを行う工程、及び(c)工程(b)で得られる増幅断片の有無により、対象動物がアカバネウイルスに感染しているか否かを判別する工程、を含んでなることを特徴とするアカバネウイルス感染の判別方法である。上記プライマーが次の2種のプライマー:5´-TAACTACGCATTGCAATGGC-3´および5´-TAAGCTTAGATCTGGATACC-3´である。上記工程とほぼ同様の工程を含むことを特徴とするアイノウイルス感染の判別方法である。この場合に用いられるプライマーは次の2種のプライマー:5´-CCCAACTCAATTTCGATACC-3´および5´-TTTGGAACACCATACTGGGG-3´である。
従来技術、競合技術の概要 ウシ、ヒツジ、ヤギ等の哺乳動物に流産、死産、早産等の異常産を引き起こすウイルスとして、わが国ではアカバネウイルス、カスバウイルス、牛ウイルス性下痢ウイルス及びアイノウイルスが知られている。これらのウイルスのうち、アカバネウイルス及びアイノウイルスは分類学上同じウイルス群(ブニヤウイルス科)に属する。ブニヤウイルス科に属するウイルスの遺伝子は、3分節に分かれた、マイナスの1本鎖RNAであり、分子量の大きい方からL(large)、M(medium)、S(small)と命名されている。それぞれのRNAはL蛋白、G1とG2の糖蛋白、N蛋白をコードしていることが知られており、また各分節の両末端の8~13のヌクレオチドは同属間でよく保存され、3'末端と5'末端は相補的でパンハンドル構造を形成することが知られている。アカバネウイルスとアイノウイルスとは性状が酷似しているため、アカバネウイルス感染とアイノウイルス感染との判別は容易ではない。一方、アカバネウイルス感染とアイノウイルス感染とを判別することは、ウイルス病の治療において重要であるとともに、ウイルス病の流行を予測する上でも非常に重要である。従来、アカバネウイルス感染とアイノウイルス感染との判別は、血清学的診断によって行われていた。しかし、この方法では、異状を呈した子ウシ等の初乳未摂取の血清が必要であること、血清反応自体にも細胞が必要であること、感染の有無の判別に1週間以上の期間を要すること等、操作が煩雑で判別に長期間を要するという問題点があった。そこで、ウシ、ヒツジ、ヤギ等の動物におけるアカバネウイルス感染とアイノウイルス感染とを、簡易かつ精度よく判別できる方法の開発が望まれている。
産業上の利用分野 ウシ、ヒツジ、ヤギ等の動物におけるアカバネウイルス及びアイノウイルス病の遺伝子診断方法
特許請求の範囲 【請求項1】 以下の工程:(a)対象動物の細胞及び/又は血液からRNAを含有する試料を調製する工程、(b)上記試料に対して、次のプライマー:5'- TAACTACGCATTGCAATGGC -3'5'- TAAGCTTAGATCTGGATACC -3'を用いたRT-PCRを行う工程、及び(c)工程(b)で得られる増幅断片の有無により、対象動物がアカバネウイルスに感染しているか否かを判別する工程、を含んでなることを特徴とする、アカバネウイルス感染の判別方法。
【請求項2】 前記工程(b)において、RT-PCR産物に対して、次のプライマー:5'- GAAGGCCAAGATGGTCTTAC -3'5'- GGCATCACAATTGTGGCAGC -3'を用いたnested PCRをさらに行うことを特徴とする請求項1記載の判別方法。
【請求項3】 前記工程(c)において、工程(b)で得られる増幅断片を制限酵素で処理し、その制限断片長多型により、対象動物がアカバネウイルスに感染しているか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2記載の判別方法。
【請求項4】 以下の工程:(a)対象動物の細胞及び/又は血液からRNAを含有する試料を調製する工程、(b)上記試料に対して、次のプライマー:5'- CCCAACTCAATTTCGATACC -3'5'- TTTGGAACACCATACTGGGG -3'を用いたRT-PCRを行う工程、及び(c)工程(b)で得られる増幅断片の有無により、対象動物がアイノウイルスに感染しているか否かを判別する工程、を含んでなることを特徴とする、アイノウイルス感染の判別方法。
【請求項5】 前記工程(b)において、RT-PCR産物に対して、次のプライマー:5'- CCATCGTCTCTCAGGATATC -3'5'- ACAGCATTGAAGGCTGCACG -3'を用いたnested PCRをさらに行うことを特徴とする請求項4記載の判別方法。
【請求項6】 前記工程(c)において、工程(b)で得られる増幅断片を制限酵素で処理し、その制限断片長多型により、対象動物がアイノウイルスに感染しているか否かを判別することを特徴とする請求項4又は5記載の判別方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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