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弱毒鶏貧血ウイルス

国内特許コード P04A005274
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願平11-190282
公開番号 特開2001-017178
登録番号 特許第3198304号
出願日 平成11年7月5日(1999.7.5)
公開日 平成13年1月23日(2001.1.23)
登録日 平成13年6月15日(2001.6.15)
発明者
  • 山口 成夫
  • 今田 忠男
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 弱毒鶏貧血ウイルス
発明の概要 【解決手段】 鶏貧血ウイルスの病原性に関連する遺伝子部位を改変することによりその遺伝子構造を有する弱毒鶏貧血ウイルスを作出し、さらにこの病原性関連遺伝子部位の構造を利用して鶏貧血ウイルスの病原性を判定する方法および本発明の弱毒鶏貧血ウイルスを有効成分として含有するワクチン。
【効果】 鶏貧血ウイルス感染症の予防等に有用な弱毒鶏貧血ウイルスを得ることができる。
従来技術、競合技術の概要



鶏貧血ウイルスは鶏の若齢雛に対してのみ貧血、死亡、発育不良等の病原性を示すDNAウイルス(ゲノムDNAの完全長は約2.3kbである)であり、1979年に湯浅ら(Yuasa ら、1979 Avian Dis. 23 366-385)によって世界で初めてその存在が確認され、その後現在までにアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアおよびアジアの各国においてもその存在が確認されている。

従来、鶏貧血ウイルスによる疾病を予防する方法としては、種鶏に生ワクチンを接種する方法がとられてきた。ところが、これらの生ワクチンは若齢雛に対して十分に弱毒性であるとはいえない。このため、ワクチン接種により却って若齢雛が鶏貧血ウイルスに感染して発病し、養鶏場の汚染を招く場合がある。そこで、若齢雛に対しても病原性をもたない弱毒鶏貧血ウイルス株が望まれている。

しかしながら、鶏貧血ウイルスは in vitro では浮遊培養細胞でのみ増殖させることが可能であり、プラック法等を用いての均一な遺伝子構造を有するウイルス液を作製することが困難であるため、現在までに明らかな弱毒ウイルス株は分離されていない。また、培養細胞中で高継代(173代)することにより弱毒化したとの報告はある(Toodら、1995 Avian Pathol. 24 171-187)が、弱毒化に関連した遺伝子部位は特定されていない(Toodら、1997 J. Virol. 71 8326-8367)。

産業上の利用分野



本発明は、鶏貧血ウイルス(chicken anemia virus:CAV)の病原性関連遺伝子部位を改変することにより作出した弱毒鶏貧血ウイルス、その作出方法、および該病原性関連遺伝子部位を含む塩基配列を病原性マーカーとして使用する鶏貧血ウイルスの病原性判定方法、ならびに弱毒クローンのDNAまたは弱毒鶏貧血ウイルスを有効成分として含有するワクチンに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の(a)または(b)のDNAを有する弱毒鶏貧血ウイルス。
(a) 配列番号2のアミノ酸配列をコードするDNA、
(b) 配列番号2のアミノ酸配列において1もしくは複数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列をコードするDNAであって、配列番号2のアミノ酸番号394に相当するアミノ酸がヒスチジンであるアミノ酸配列をコードし、かつ病原性に関与しているDNA。

【請求項2】
以下の工程(a)~(c):
(a) 強毒鶏貧血ウイルスのゲノムDNAをクローニングする工程、
(b) 配列番号2のアミノ酸番号394に相当するアミノ酸をコードするゲノムDNA上の領域を、グルタミンをコードする配列から、ヒスチジンをコードする配列に改変する工程、
(c) 改変したゲノムDNAを細胞に導入する工程、
よりなる、請求項1記載の弱毒鶏貧血ウイルスの作出方法。

【請求項3】
請求項1記載の弱毒鶏貧血ウイルスを有効成分として含有するワクチン。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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