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昆虫由来のセルラーゼ遺伝子

国内特許コード P04A005276
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願平09-206740
公開番号 特開平11-046764
登録番号 特許第3030349号
出願日 平成9年7月31日(1997.7.31)
公開日 平成11年2月23日(1999.2.23)
登録日 平成12年2月10日(2000.2.10)
発明者
  • 野田 博明
  • 渡辺 裕文
  • 徳田 岳
出願人
  • 国立研究開発法人農業生物資源研究所
発明の名称 昆虫由来のセルラーゼ遺伝子
発明の概要 【解決手段】 下記の酵素化学的性質を有する昆虫由来のセルラーゼ及び該セルラーゼの遺伝子。
基質特異性:昆虫の唾腺または腸で作られ,餌として取り込まれたセルロースを分解する
分子量:40,000-50,000
熱安定性: ~60℃
至適pH:5.0 ~6.0
カルボキシメチルセルロースに対する比活性:70~1300ユニット/mg
【効果】 本発明により新規な昆虫由来のセルラーゼ、その遺伝子が提供された。そして、この遺伝子を用いて遺伝子工学的手法により昆虫由来のセルラーゼを大量に製造することができる。また、本発明によるセルラーゼ単独またはすでに知られているセルラーゼと組み合わせることにより、セルロースの分解をより効率的に行うことができる。
従来技術、競合技術の概要


木材などのセルロースを食べている昆虫は体内にセルロース消化酵素(セルラーゼ)を持っており、セルロースを消化してエネルギー源としている。これらのセルラーゼは消化管内に共生する微生物が生産していると考えられており、昆虫自身がセルラーゼを作っているという示唆はあったが、動物からセルラーゼの遺伝子は取り出されていなかった。一方、細菌や糸状菌などからはセルラーゼ遺伝子が取り出されているが、分子量が大きく、活性ドメインの他に吸着ドメインおよびそれらをつなぐドメインからなることが判明している。これまでセルラーゼを昆虫から単離した例は極めて少なく、その理化学的性状
についても、徘徊性のゴキブリ(Panesthia cribrata)のエンド-β-1,4-グルカナーゼなどについて調べられているだけで、遺伝子についてはまったく判っていない。

産業上の利用分野


本発明は昆虫が生産し、その体内でセルロースを消化するために働くセルラーゼ、その遺伝子及び前記セルラーゼの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の(a)又は(b)のセルラーゼ活性を有する組換えタンパク質。
(a)配列番号1又は2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質。
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、セルラーゼ酵素活性を有するタンパク質。

【請求項2】
以下の(a)又は(b)のセルラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA。
(a)配列番号1又は2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質。
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、セルラーゼ酵素活性を有するタンパク質。

【請求項3】
DNAが配列番号1又は2で表されるものである請求項2記載のDNA。

【請求項4】
請求項2又は3記載のDNAを含む組換えベクター。

【請求項5】
請求項4記載の組換えベクターによって形質転換された形質転換体。

【請求項6】
請求項5記載の形質転換体を培地に培養し、得られる培養物から請求項1記載のセルラーゼ活性を有する組換えタンパク質を採取することを特徴とする該組換えタンパク質の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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