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ブタ胚の体外培養用培地及び培養方法

国内特許コード P04A005305
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願2001-218477
公開番号 特開2003-024055
登録番号 特許第3680130号
出願日 平成13年7月18日(2001.7.18)
公開日 平成15年1月28日(2003.1.28)
登録日 平成17年5月27日(2005.5.27)
発明者
  • 吉岡 耕治
  • 鈴木 千恵
  • 岩村 祥吉
出願人
  • 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構
発明の名称 ブタ胚の体外培養用培地及び培養方法
発明の概要 ピルビン酸若しくは乳酸又はこれらの塩、及び、タウリン又はその前駆物質を必須成分として含むブタ胚の体外培養用培地の提供。 ピルビン酸若しくは乳酸又はこれらの塩、及び、タウリン又はその前駆物質を必須成分として含むブタ胚の体外培養用培地。
従来技術、競合技術の概要
トランスジェニック動物やクローン技術などの発生工学における基盤技術の1つとして胚培養及び胚移植がある。ブタにおいては、受精直後の1細胞期胚を24~36時間体外培養し、得られた2~4細胞期胚を受胚ブタ(代理母)に移植することによって産子が得られている。また、1細胞期胚を96時間培養して得られた8細胞期胚を移植することによって産子が得られたという報告もある。さらに最近では、体外成熟又は体外受精により作出した胚を胚盤胞期まで成長させ、得られた胚盤胞を移植して産子が得られたという発表もあった。
【0003】
受精後の胚を胚盤胞期まで培養した場合、胚の初期発生の進行を培養において確認し、正常と判定された胚のみを選別して移植することができるので、不必要な移植を回避することができるとともに、個体生産の効率を高めることができるなど、有利な点がある。
【0004】
しかし、体外培養により胚盤胞期まで成長させた胚(以下、体外培養胚と称す)を移植した受胚ブタの受胎率は依然として低い。現在、ブタ胚の体外培養用培地としては、通常、NCSU-23培地が用いられているが、NCSU-23培地を用いて培養された体外培養胚は、体内発生した胚盤胞(以下、体内発生胚盤胞と称す)に比べ、胚の細胞数、とりわけ将来胎子になる内部細胞塊の細胞数と将来胎膜になる栄養膜外胚葉の細胞数の比が比べ著しく劣っていることが指摘されており、そのような体外培養による胚の品質の低さが受胎率に影響していると考えられる。
【0005】
また、マウス、ウシ等の他の動物の胚を培養するための種々の体外培養用培地、例えば、Whitten培地、TCM199培地等が報告されているが、これら培地をブタに適用した場合、4細胞期で発育が停止するといった問題がある。
従って、体内発生胚盤胞に劣らない体外培養胚を作出し、受胎率を高めることが可能なブタ胚の体外培養用培地が求められている。
産業上の利用分野
本発明は、ブタ胚の体外培養用培地及び培養方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 ピルビン酸又はその塩0.1~0.5mM、乳酸又はその塩12mM及びタウリン又はその前駆物質1~10mMを必須成分として含むブタ胚の体外培養用培地。
【請求項2】 無機イオン成分、エネルギー基質成分及びアミノ酸成分からなる群から選択された1又は2以上の成分をさらに含んでいる、請求項1記載の培地。
【請求項3】 無機イオン成分が97~119mMの塩化ナトリウム、4~11mMの塩化カリウム、0.3~0.4mMのリン酸二水素カリウム、0.3~0.5mMの硫酸マグネシウム、20~30mMの炭酸水素ナトリウムである、請求項2記載の培地。
【請求項4】 アミノ酸成分が0.1~2mMのグルタミン、0.02~0.2mMのグルタミンを除く必須アミノ酸、0.05~0.15mMの非必須アミノ酸である、請求項2記載の培地。
【請求項5】 請求項1~4のいずれかに記載の培地中でブタ胚を培養することを特徴とするブタ胚の体外培養方法。
【請求項6】 胚が1細胞期胚である請求項5記載の方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 畜産
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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