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巨大胚米加工食品の製造法

国内特許コード P04A005326
掲載日 2005年1月11日
出願番号 特願2001-165066
公開番号 特開2002-354993
登録番号 特許第3851934号
出願日 平成13年5月31日(2001.5.31)
公開日 平成14年12月10日(2002.12.10)
登録日 平成18年9月15日(2006.9.15)
発明者
  • 小林 明晴
  • 上原 泰樹
  • 清水 恒
  • 小牧 有三
  • 太田 久稔
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 巨大胚米加工食品の製造法
発明の概要 【課題】 巨大胚米の胚芽と精米(米糠を含まない胚乳部分)を原料とし、巨大胚米精米の形態的外観の悪さを目立たなくし、胚芽の存在を味、外観上きわだたせた米加工食品の製造法を開発する。
【解決手段】 巨大胚米玄米を胚乳部分に砕粒を生じない程度に弱搗精して、玄米より胚芽を離脱させこれを篩分して胚芽を分離する。胚芽の離脱した部分搗精米は追加搗精して完全精白米を得る。この精米より製造した餅生地あるいは団子生地に上記方法で得た胚芽を蒸煮して混和し、巨大胚入り餅・団子生地を製造する。蒸煮した糯米に、蒸煮した胚芽を加え米麹を加えて糖化し、巨大胚入り甘酒とする。また、胚芽と水飴よりおこし様菓子を製造する。巨大胚米精米の外観品質の悪い欠点を回避し、これら巨大胚米の胚乳部分と胚芽のみを用いた米糠を含まない胚芽入り餅・団子生地、甘酒およびおこし様菓子を製造する。
従来技術、競合技術の概要


巨大胚米は大きな胚芽の付いた胚芽米としての利用が望まれているが、胚芽が大きい故に搗精時に胚乳より胚芽が離脱し易く、米糠の付着の少ない胚芽米の製造はできなかった。このため、巨大胚米は玄米あるいは発芽玄米としての利用法しかなかった。

産業上の利用分野


本発明は、米の美味しい部分である胚乳部分と、栄養に優れ、各種機能成分も含み、特有の美味しさもある胚芽部分を多量に含む米加工食品が製造でき、且つ種皮・果皮などの米糠を含まないので美味さを損なうことなく、目視的に胚芽の存在がきわだち、健康食品的イメージもあり、これにより、付加価値の高い米加工食品が製造でき、食品産業の活性化に寄与すると共に、米の新用途の開発により、米の需要拡大にも寄与できる巨大胚米を用いた胚芽入り餅・団子生地、甘酒及びおこし様菓子を製造する巨大胚米加工食品の製造法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
胚芽の重さが一般の米の約2倍以上ある巨大胚米を原材料とし、該巨大胚米の玄米を、通常の搗精網より網目の大きい搗精網を装備する精米機で玄米より巨大胚芽が離脱する程度に弱搗精して、部分精米と巨大胚芽・米糠とに分離する工程と、
分離した前記部分精米を追加搗精して完全精白米にすることで巨大胚米の精米の形態的外観の悪さを目立たなくする工程と、
分離した前記巨大胚芽・米糠を前記搗精網より篩目の細かい篩で篩分けして、巨大胚芽と米糠とを分離することによって、米糠や砕米を含まない巨大胚芽を得る工程とを有し、
分離した前記巨大胚芽及び前記完全精白米を原料として、餅・団子生地、甘酒又はおこし様菓子を製造することを特徴とする巨大胚米加工食品の製造法。

【請求項2】
前記精米機が装備する搗精網を、網目の大きさが長径2.72mm,短径1.72mmの菱形とし、前記篩の目を径1.47mmの円形とすることを特徴とする請求項1記載の巨大胚米加工食品の製造法。

【請求項3】
胚芽の重さが一般の米の約2倍以上ある巨大胚米を原材料とし、該巨大胚米の玄米を、離脱した胚芽が通過しないような細かい篩目の搗精網を装備する精米機で玄米より巨大胚芽が離脱する程度に弱搗精した後、幅1.6mmの前記巨大胚芽が通過する縦目篩で部分精米と巨大胚芽とに分別する工程と、
分別した前記部分精米を追加搗精して完全精白米にすることで巨大胚米の精米の形態的外観の悪さを目立たなくする工程と、
前記巨大胚芽及び前記完全精白米を原料として、餅・団子生地、甘酒又はおこし様菓子を製造することを特徴とする巨大胚米加工食品の製造法。

【請求項4】
前記完全精白米より製造した搗餅生地に、浸水処理をして蒸煮した前記巨大胚芽を混和して餅生地を製造することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の巨大胚米加工食品の製造法。

【請求項5】
前記完全精白米より製造した水分55%ほどの団子生地に、浸水処理をして蒸煮した前記巨大胚芽を混和するか、又は、前記完全精白米の精米粉に前記巨大胚芽を添加して混捏して水分55%ほどの生地にし、これらを蒸煮して団子生地を製造することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の巨大胚米加工食品の製造法。

【請求項6】
前記完全精白米を蒸煮した飯に、前記巨大胚芽を蒸煮して混和し、麺を加え糖化処理を行うことで甘酒を製造することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の巨大胚米加工食品の製造法。

【請求項7】
前記完全精白米を蒸煮し、麦芽によって糖化処理を行い麦芽水飴を得、この麦芽水飴に前記巨大胚芽を軽く焙煎して混和し、型どりをして冷却することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の巨大胚米加工食品の製造法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2001165066thum.jpg
出願権利状態 登録


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