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培養細胞の層に細胞欠損領域を作製する方法、その利用およびキット コモンズ

国内特許コード P04A005461
掲載日 2005年1月18日
出願番号 特願2001-328556
公開番号 特開2003-125761
登録番号 特許第3682772号
出願日 平成13年10月26日(2001.10.26)
公開日 平成15年5月7日(2003.5.7)
登録日 平成17年6月3日(2005.6.3)
発明者
  • 鈴木 秀和
  • 石井 裕正
出願人
  • 学校法人慶應義塾
発明の名称 培養細胞の層に細胞欠損領域を作製する方法、その利用およびキット コモンズ
発明の概要 【課題】 培養細胞の層に細胞欠損領域を均一かつ簡易に作製する方法の提供。
【解決手段】 培養細胞の層に細胞欠損領域を作製する方法であって、フッ素樹脂製の先端部を有する細胞剥離器具を培養細胞の層が形成されている培養容器に挿入して、前記フッ素樹脂製の先端部を前記培養容器の培養細胞の層が形成されている面に接触させ、前記細胞剥離器具または培養容器を回転させることにより、前記培養細胞の層から細胞の一部を剥離して、細胞欠損領域を作製することを含む前記の方法。
従来技術、競合技術の概要
細胞損傷修復作用を持つ薬剤は、抗消化性潰瘍薬や抗皮膚潰瘍薬などとして利用されている。
【0003】
これまでのところ、薬剤の細胞損傷修復作用を評価するには、個々の実験者が独自に培養皿に微小な円形の細胞欠損窓(培養細胞の層において細胞が欠損している部分)を作製しており、その細胞欠損窓の出来・不出来は実験者の技術に依存していた。また、その作製方法については全く報告されていない。
【0004】
Satoらは、ウサギの胃粘膜細胞を培養し、ケイ素のチップを回転させることにより、コンフルエントの培養細胞シートに円形の細胞欠損を作製して、ニコチンの細胞損傷修復機転を評価したことを報告している(J. Gastroenterol Hepatol. (1994) 9, S66-S71)が、円形の細胞欠損を作製するための具体的方法については記載していない。
産業上の利用分野
本発明は、培養細胞の層に細胞欠損領域を作製する方法、その利用およびキットに関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 フッ素樹脂製の先端部を有する細胞剥離器具を培養細胞の層が形成されている培養容器に挿入して、前記フッ素樹脂製の先端部を前記培養容器の培養細胞の層が形成されている面に接触させ、前記細胞剥離器具または培養容器を回転させることにより、前記培養細胞の層から細胞の一部を剥離して、細胞欠損領域を作製することを含む、培養細胞の層に細胞欠損領域を作製する方法であって、前記細胞剥離器具は、前記培養容器にかぶせる蓋に設けた貫通した穿孔を通して、前記培養容器に挿入される前記の方法
【請求項2】 培養細胞がコンフルエントとなった時または後に、培養細胞の層に細胞欠損領域を作製する請求項1記載の方法。
【請求項3】 フッ素樹脂製の先端部が、一辺の長さ1.0~1.5 mmの四角形の断面を有する請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】 細胞欠損領域が、直径1.4~2.1 mmの円形である請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】 培養容器が、20~1050 mm2の底面積を有する請求項3または4に記載の方法。
【請求項6】 培養容器が、ポリスチレンなどのプラスチックまたはガラス製である請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】 フッ素樹脂が、75 ロックウェル以下の硬さを有する請求項1~6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】 フッ素樹脂が、0.04 以下の静摩擦係数および0.04 以下の動摩擦係数を有する請求項7記載の方法。
【請求項9】 細胞欠損領域を培養細胞の層の中央に作製する請求項1~8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】 請求項1~のいずれかに記載の方法で培養細胞の層に細胞欠損領域を作製した後に、薬剤を培養細胞の上層に添加し、細胞欠損の修復の過程を観察することを含む、薬剤の作用を評価する方法。
【請求項11】 培養細胞の層に細胞欠損領域を作製するためのキットであって、(i)フッ素樹脂製の先端部を有する細胞剥離器具、(ii)細胞を培養するための容器にかぶせる蓋であって、前記の細胞剥離器具を挿入するための貫通した穿孔を設けた蓋を含む前記のキット。
【請求項12】 さらに、細胞を培養するための容器を含む請求項11記載のキット。
産業区分
  • 微生物工業
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
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