TOP > 国内特許検索 > 殺虫性組成物

殺虫性組成物

国内特許コード P04A005936
整理番号 化学・薬品-108
掲載日 2005年2月16日
出願番号 特願2001-331821
公開番号 特開2003-137709
登録番号 特許第3574866号
出願日 平成13年10月30日(2001.10.30)
公開日 平成15年5月14日(2003.5.14)
登録日 平成16年7月16日(2004.7.16)
発明者
  • 柏葉 晃一
  • 友岡 憲彦
  • ダンカン・ヴォーン
  • 加賀 秋人
  • 小野 裕嗣
  • 亀山 眞由美
  • 吉田 充
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 殺虫性組成物
発明の概要 【課題】 登熟中及び貯蔵中のマメ類種子を食害するマメゾウムシ類を有効に防除することのできる、虫害抵抗性を有する、天然(植物)由来の殺虫性組成物を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 8-C-β-D-グルコシル-(S)-ナリンゲニン、6-C-β-D-グルコシル-(S)-ナリンゲニン及び3-O-β-D-グルコシルケルセチンから選ばれた少なくとも1種の物質を有効成分として含有する殺虫性組成物を提供するものである。
従来技術、競合技術の概要


作物を害虫から防除し、収量の安定と収穫物の品質を確保する方法は古来より行われてきた。
このような害虫防除には、20世紀初頭からは、有機塩素系、有機リン系などの合成殺虫剤が使用されてきており、農業生産に多大な貢献を果たしてきた。



しかし、近年になると環境保護や安全性への意識が高まり、このような合成殺虫剤の使用が制限されるようになってきている。
また、合成殺虫剤の使用量の増加と共に、薬剤に対して抵抗性を獲得した害虫の出現が報告され、合成殺虫剤の使用による従来の防除に代わる新たな技術開発が求められている。



一般に天然物由来の殺虫剤は、環境への負荷が少ないと考えられている。
特に植物由来の天然化合物は多種にわたり、ピレスロイドなどをはじめする化合物が利用されてきた。フラボノイド配糖体は、植物の生産する化合物のひとつである。フラボノイドの機能については不明な点も多いが、抗菌活性、酵素阻害、昆虫による食害の防衛、ホルモン作用などに寄与すると考えられている。
殺虫性を示すフラボノイドとしては、これまでにオオタバコガの幼虫に殺虫性を示す6-C-β-D-グルコシル-ルテオリンが報告されているが、マメゾウムシ類などの貯穀害虫に対する殺虫性については全く記載がない。



マメゾウムシ類は、熱帯地域から亜熱帯地域にかけて生息する小さな甲虫である。マメゾウムシ類としては、アズキゾウムシ、ヨツモンマメゾウムシなどが知られ、いずれもアズキ、ツルアズキ、ササゲ、リョクトウ種子に甚大な食害をもたらす。そのうちヨツモンマメゾウムシは、アフリカ及び東南アジアを原産とするが、今後、温暖化と共に日本に侵入し定着する恐れのある貯穀害虫である。



マメゾウムシ類の成虫は、マメの栽培圃場に飛来し、若莢に産卵する。孵化した幼虫は種子に侵入し、食害し、収穫後に羽化する。羽化した成虫は、貯蔵中のマメに産卵し、世代を繰り返す。
このようなマメゾウムシ類は、生育可能な環境条件さえ整えば加速度的に増殖し、食害による被害が深刻であるため、これまでマメの栽培圃場における農薬散布、収穫後における薬剤処理を中心とした防除方法が展開されてきた。



しかし、成虫の移動能力が高いこと、マメ類種子に侵入した幼虫の駆除は難しいこと、食餌となる植物が野生植物にもあること、などから、マメ類種子に侵入したマメゾウムシ類の幼虫の駆除は難しく、充分な防除効果を上げていないのが現状である。
従って、新たな防除方法の確立が世界各国で切望されている。

産業上の利用分野


本発明は殺虫性組成物に関し、詳しくはマメゾウムシ類などの貯穀害虫による食害からアズキ、ササゲ、リョクトウといった食用マメ種子を有効に防除することのできる殺虫性組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
8-C-β-D-グルコシル-(S)-ナリンゲニン及び/又は6C-β-D-グルコシル-(S)-ナリンゲニンを有効成分として含有する殺虫性組成物。

【請求項2】
殺虫性組成物が、貯穀害虫用殺虫性組成物である請求項1記載の殺虫性組成物。

【請求項3】
貯穀害虫が、マメゾウムシ類である請求項2記載の殺虫性組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

09545_05SUM.gif
出願権利状態 登録


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close