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果樹カメムシの乾式トラップ

国内特許コード P04A005943
整理番号 化学・薬品-115
掲載日 2005年2月16日
出願番号 特願2000-330373
公開番号 特開2002-125564
登録番号 特許第3541217号
出願日 平成12年10月30日(2000.10.30)
公開日 平成14年5月8日(2002.5.8)
登録日 平成16年4月9日(2004.4.9)
発明者
  • 清水 喜一
  • 足立 礎
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 果樹カメムシの乾式トラップ
発明の概要 【課題】 集合フェロモンによって果樹カメムシを誘引・捕獲し、該果樹カメムシの発生調査・予察を確実に行うことができる果樹カメムシの乾式トラップを提供する。
【解決手段】 果樹カメムシを集合フェロモンによって誘い込むカメムシ誘引部と、前記カメムシを捕獲するカメムシ捕獲部とからなり、該カメムシ捕獲部は、前記カメムシ誘引部の上側に配置されてなる。
従来技術、競合技術の概要



果樹カメムシは、その吸汁によってミカン、ナシ及びビワ等のあらゆる果樹に悪影響を与える重要害虫であり、近年では1996年に全国的に大発生し、果樹栽培において大きな問題となった。

前記果樹カメムシには、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ及びクサギカメムシ等が該当し、これらのカメムシは成虫で越冬して翌春の発生源になる。そして、翌春から翌夏の初めにかけて各種の果樹等に被害を与え、この翌夏の初めからは新成虫が発生し、この新成虫が越冬する。





前記果樹カメムシは、上記のような生態を有することが分かっているが、その発生量の変動が大きく、その発生予察の難しい昆虫の一つであり、発生予察が可能になれば翌春の活動前に予め適切な対応を採ることができる。

ここで、前記果樹カメムシは、雄成虫が放出する集合フェロモンによって雄成虫及び雌成虫がともに誘引されることが確認されており、該集合フェロモンを誘引源にして前記果樹カメムシの発生調査を行うトラップが知られている。





図5は、従来における果樹カメムシのトラップの斜視図である。

該果樹カメムシのトラップ100は、前記集合フェロモンを備え、誘引された果樹カメムシを衝突させるカメムシ誘引部110と、水を入れたカメムシ捕獲部150と、支柱等にトラップ100を吊るすトラップ支持部170と、トラップ100を覆う蓋部180とからなる湿式のトラップであり、カメムシ捕獲部150は、カメムシ誘引部110の下側に配置されている。そして、前記果樹カメムシは、前記集合フェロモンに誘引されてカメムシ誘引部110の衝突板111、112に衝突し、カメムシ捕獲部150内に落下して捕獲される。

産業上の利用分野



本発明は、果樹カメムシの乾式トラップに係り、特に、集合フェロモンを誘引源とする果樹カメムシの乾式トラップに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
内側に集合フェロモン剤が配設されたカメムシ誘引部と、該カメムシ誘引部の上側に配置されたカメムシ捕獲部とからなる果樹カメムシの乾式トラップであって
前記カメムシ誘引部は、前記集合フェロモン剤を放出してカメムシを誘引する穴若しくはスリットを有するとともに、該カメムシ誘引部の外側および内側にて前記カメムシ捕獲部と連通しており
前記集合フェロモン剤は前記カメムシ捕獲部から吊り下げられていることを特徴とする果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項2】
前記カメムシ誘引部は、該カメムシ誘引部の下端部から上端部に向けて幅が狭くなるスカート板からなることを特徴とする請求項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項3】
前記カメムシ誘引部は、該カメムシ誘引部の下端部から上端部に向けてその内側の空間が狭くなるスカート状であることを特徴とする請求項1または2に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項4】
前記カメムシ誘引部は、黄色の外側面を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項5】
前記カメムシ捕獲部は、前記カメムシ誘引部の下端部よりも小さくされることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項6】
前記カメムシ捕獲部は、該カメムシ捕獲部の下端部から上端部に向けて広くなる捕獲室を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項7】
前記捕獲室には、殺虫剤が入れられることを特徴とする請求項記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項8】
前記捕獲室には、植物由来の誘引物質が入れられることを特徴とする請求項記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項9】
前記捕獲室の上部には、発光ダイオードの光源が配置されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項10】
前記カメムシ捕獲部は、透明若しくは半透明の外側面を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項11】
前記集合フェロモン剤は、前記カメムシを歩行させる棒にて吊り下げられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項12】
前記集合フェロモンは、チャバネアオカメムシの集合フェロモンであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項13】
前記乾式トラップは、地上から約150乃至160cmの高さに設置されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。

【請求項14】
前記乾式トラップは、果樹園から約50乃至100m離れた位置に設置されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の果樹カメムシの乾式トラップ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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