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高分子ゲルの製造方法およびこの製造方法で得られた高分子ゲル

国内特許コード P04A005950
整理番号 化学・薬品-122
掲載日 2005年2月16日
出願番号 特願2003-055168
公開番号 特開2004-263081
登録番号 特許第3747227号
出願日 平成15年3月3日(2003.3.3)
公開日 平成16年9月24日(2004.9.24)
登録日 平成17年12月9日(2005.12.9)
発明者
  • 中嶋 光敏
  • 菊池 佑二
  • 岩本 悟志
出願人
  • 独立行政法人食品総合研究所
発明の名称 高分子ゲルの製造方法およびこの製造方法で得られた高分子ゲル
発明の概要

【課題】ゼラチンなどの天然高分子からなるゲルを任意の寸法・形状に成形する方法を提供する。
【解決手段】ゼラチンを60℃に加熱してゼラチン溶液とし、この溶液を基板表面に滴下して膜状に広げる。この基板表面には、予め、シランカップリング処理にとって疎水化処理を施した後に、アルコール(エタノール)によって親水化処理が施されている。したがって、高分子ゾルが凹部内に隙間なく入り込み、基板表面の凹凸形状が正確に転写され且つ剥離しやすい高分子ゲルが得られる。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要
ゼラチンはコラーゲン分子を熱処理して得られる天然高分子であり、毒性がなく生体適合性に優れる。そこで、活性物質を含有させたゼラチンを皮膚に付着させ、皮膚から薬剤などを吸収させるようにしたパッチが従来から知られている。例えば、活性物質を含有させたゼラチンの皮膚と接触する側に、当該活性成分を溶解させる液体(水分)を保持した裏地を設けることで、パッチが付着する皮膚表面の不足水分を補う提案がなされている。(特許文献1)
【0003】
またゼラチンはゾル・ゲル変化し、機械的に高強度の皮膜を形成する機能を有し、体内で分解吸収され、ガスバリヤ性が高い。そこで従来から、DDS(ドラッグデリバリーシステム)のキャリヤ手段として、ゼラチンカプセルが用いられている。例えば、キトサンの粉末に油脂と乳化剤を加え懸濁させた原液をゼラチンカプセル内に充填したものが提案されている。(特許文献2)
【0004】
また、DDSのキャリヤ手段や食品素材として、天然高分子を用いてマイケルカプセル化したものやエマルションの形態にしたものが知られている。(特許文献3)
【0005】
【特許文献】
特許文献1:特開2000-128781公報
特許文献2:特開2000-290187公報
特許文献3:特開2001-269115公報
産業上の利用分野
本発明は、ゼラチンなどの天然高分子からなるゲルの製造方法とその製造法によって得られた特異な形状のゲルに関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 基板表面を疎水化処理した後に親水化処理し、次いでこの基板表面に天然高分子からなるゾルを流し出し、この天然高分子ゾルを冷却してゲル状とした後、基板から剥離することを特徴とする高分子ゲルの製造方法。
【請求項2】 前記基板表面には多数の凹部または凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高分子ゲルの製造方法。
【請求項3】 前記疎水化処理はシランカップリング処理とし、前記親水化処理はアルコール処理とし、前記天然高分子はゼラチン、寒天(アガー)、ペクチン、カラギーナンなどのゾルゲル転移を引き起こす高分子多糖とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高分子ゲルの製造方法。
【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかの請求項に記載の高分子ゲルを架橋することで機械的強度を高めることを特徴とする高分子ゲルの製造方法。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 薬品
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2003055168thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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