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絹タンパク質フィルムとその製造方法

国内特許コード P04A006092
整理番号 有機材料-56
掲載日 2005年2月16日
出願番号 特願2001-400222
公開番号 特開2003-192807
登録番号 特許第3803962号
出願日 平成13年12月28日(2001.12.28)
公開日 平成15年7月9日(2003.7.9)
登録日 平成18年5月19日(2006.5.19)
発明者
  • 馬越 淳
  • 田中 稔久
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 絹タンパク質フィルムとその製造方法
発明の概要 【課題】 生分解性を有し、環境保全型のタンパク質材料として、多機能性フィルムへの応用が可能で、製造過程の簡易化、材料の透明化等が注目される、新しい絹タンパク質フィルムを提供する。
【解決手段】 主として絹タンパク質からなり、炭酸ガスが微量にのみ、または存在しない不活性ガス雰囲気条件で絹タンパク質水溶液を乾燥することによってキャストフィルムとする。
従来技術、競合技術の概要


従来より、フィルム材料として、合成樹脂や天然樹脂由来の各種のものが知られており、その一種としてタンパク質のフィルムが、不織布や生体適合性膜として、利用されてきている。そして、コラーゲン等のタンパク質フィルムは、各種の用途において注目されているものである。



しかしながら、従来産業や社会生活において用いられているフィルムの圧倒的に多くのものは、そのいずれもが石油系原料等より製造された合成樹脂のフィルムである。これらの合成樹脂フィルムは、資源、エネルギー多消費型であり、廃棄物としての処分が容易ではない。そこで、生分解性を有し、環境調和型の材料としてタンパク質フィルムが注目されるところではあるが、従来では、製造工程が多いため、エネルギー多消費型となり、環境負荷が大きいという問題を有している。



この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、従来の合成樹脂フィルムに代わるものとして、生分解性を有し、環境保全型のタンパク質材料として、医療材料や食品材料等への応用が可能で、しかも従来のタンパク質材料に代わるものとして、製造過程の簡易化、材料の透明化等が注目される、カイコやクモから得られる絹フイブロインとセリシンを用いた絹タンパク質材料として、新しい絹タンパク質フィルムを提供することを課題としている。

産業上の利用分野


この出願の発明は、絹タンパク質フィルムとその製造方法に関するものである。



さらに詳しくは、この出願の発明は、生分解性の環境調和型の新しい材料を提供可能とし、高強度、高弾性な多機能性フィルムとして、医療材料や食品材料等として有用な、絹タンパク質フィルムとその製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
不活性雰囲気としての窒素ガス雰囲気、希ガス雰囲気あるいは真空減圧雰囲気下で乾燥させて製造される、絹タンパク質からなる水溶液のキャストフィルムであることを特徴とする絹タンパク質フィルム。

【請求項2】
絹タンパク質がフイブロインおよびセリシンの少くともいずれかであることを特徴とする請求項1の絹タンパク質フィルム。

【請求項3】
絹タンパク質が天然に産出されたもの、および人為的に合成もしくは改変されたものの少くともいずれかであることを特徴とする請求項1または2の絹タンパク質フィルム。

【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかの絹タンパク質フィルムの製造方法であって、不活性雰囲気としての窒素ガス雰囲気、希ガス雰囲気あるいは真空減圧雰囲気下で、絹タンパク質からなる水溶液膜を乾燥することを特徴とする絹タンパク質フィルムの製造方法。

【請求項5】
請求項1ないし3のいずれかの絹タンパク質フィルムの製造方法であって、不活性雰囲気としての窒素ガス雰囲気、希ガス雰囲気あるいは真空減圧雰囲気下で、絹タンパク質からなる水溶液膜を乾燥とともに、もしくは、乾燥後に延伸することを特徴とする絹タンパク質フィルムの製造方法。

【請求項6】
絹タンパク質がフイブロインおよびセリシンの少くともいずれかであることを特徴とする請求項4または5の絹タンパク質フィルムの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2001400222thum.jpg
出願権利状態 登録


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