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海洋生物による海域環境浄化施設

国内特許コード P04A006244
整理番号 TUK20000087
掲載日 2005年2月16日
出願番号 特願2000-160952
公開番号 特開2001-340884
登録番号 特許第3438026号
出願日 平成12年5月30日(2000.5.30)
公開日 平成13年12月11日(2001.12.11)
登録日 平成15年6月13日(2003.6.13)
発明者
  • 村上 仁士
  • 水口 裕之
  • 上月 康則
  • 池田 秀文
  • 川崎 範夫
  • 湯浅 喜雄
  • 藤本 光明
  • 朝信 英明
  • 仁木 秀典
  • 犬丸 潤
出願人
  • 国土交通省四国地方整備局長
  • 国立大学法人徳島大学
発明の名称 海洋生物による海域環境浄化施設
従来技術、競合技術の概要 良好な環境の海では、河川等から流入する窒素やリンが植物プランクトンに摂取され、これが動物に摂餌される。また、死滅したものは、細菌に分解されると共に、海底に堆積する。これは底生生物によって摂餌、さらに、底生生物も大型の動物に摂餌されて系外に運び出される。このように多様性が維持された環境では、物質の循環が滞りなく行われており、水質も良好な状態にある。海域環境浄化とは、多様な生物による滞りのない物質循環という観点を基本にして行われる。しかしながら、富栄養化した海域の特長は、多量に流入した窒素、リン成分が植物プランクトンに摂取されて、これが異常に増殖する。このとき、溶存態有機物が生産される一方で、死滅、堆積して底層部が貧酸素状態となる。この結果、底生生物が貧弱になる。このような系では、海底への物質の堆積傾向が卓越し、生物による堆積物の循環や系外への運び出し作用は小さくなる。したがって、このような問題の解決には汚濁物質の削減を基本に、堆積物の系外への運び出しといった物質循環系の修復が必要となる。
産業上の利用分野 本発明は、主として海洋構造物に構築されて海水を浄化する装置に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 海底に所定の高さに基礎(1)を設け、この基礎(1)の上に互いに離して一対の垂直壁(3)を配設し、垂直壁(3)の間に生物生息場(6)を設けており、片方または両方の垂直壁(3)の高さを、満潮時と干潮時の水面レベルの間に設定しており、満潮時には垂直壁(3)の上端が海面下に位置して生物生息場(6)に海水が流入し、干潮時に海面よりも上方に突出するようにしており、さらに、基礎(1)の上に、防波堤、護岸、岸壁のいずれかである海洋構造物(2)と一対の垂直壁(3)とを構築して、垂直壁(3)と海洋構造物(2)との間に微生物領域(4)を設けており、この微生物領域(4)に微生物担体(5)を充填して、微生物担体(5)に生息する微生物が海水を浄化するようにしており、さらにまた、海洋構造物(2)は、垂直壁(3)の上方まで延長される水平部(2A)を有し、この水平部(2A)と垂直壁(3)との間に、微生物を生息できる微生物生息体(8)を配設している海洋生物による海域環境浄化施設。
【請求項2】 海底に所定の高さに基礎(1)を設けて、この基礎(1)の上に、防波堤、護岸、岸壁のいずれかである海洋構造物(2)と垂直壁(3)とを互いに離して配設して、海洋構造物(2)と垂直壁(3)との間に生物生息場(6)を設けており、垂直壁(3)の高さを、満潮時と干潮時の水面レベルの間に設定しており、満潮時には垂直壁(3)の上端が海面下に位置して生物生息場(6)に海水が流入し、干潮時に海面よりも上方に突出するようにしており、さらに、海洋構造物(2)が垂直壁(3)の上方まで延長される水平部(2A)を有し、この水平部(2A)と垂直壁(3)との間に、微生物を生息できる微生物生息体(8)を配設している海洋生物による海域環境浄化施設。
【請求項3】 生物生息場(6)の底に通水性のある多孔質層(7)を設けており、この多孔質層(7)は垂直壁(3)の下方まで延長しており、干潮時に、生物生息場(6)の水が多孔質層(7)を通過して外部に排出されるようにしてなる請求項1または2に記載の海洋生物による海域環境浄化施設。
【請求項4】 多孔質層(7)を、微生物領域(4)の底から生物生息場(6)の底まで延長して設けている請求項1に記載の海洋生物による海域環境浄化施設。
【請求項5】 垂直壁(3)が、通水性のあるポーラスコンクリートである請求項1又は2に記載される海洋生物による海域環境浄化施設。
産業区分
  • 衛生設備
  • 微生物工業
  • 土工
  • 廃水処理
  • 海洋構築
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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