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ロケットフェアリングの分割構造および分割方法

国内特許コード P04A006878
整理番号 K0000859
掲載日 2005年3月18日
出願番号 特願平10-367858
公開番号 特開2000-185699
登録番号 特許第3223171号
出願日 平成10年12月24日(1998.12.24)
公開日 平成12年7月4日(2000.7.4)
登録日 平成13年8月17日(2001.8.17)
発明者
  • 福島 幸夫
  • 清水 隆三
  • 松永 浩史
  • 安永 芳文
  • 松田 豊
出願人
  • 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
発明の名称 ロケットフェアリングの分割構造および分割方法
発明の概要 【課題】 推進ロケット本体よりの衛星の広い包絡領域を得ることができるロケットフェアリングの分割構造を提供する。
【解決手段】 推進用ロケット本体31の先端部35に、衛星32,33を収容する複数の収容空間36,37が形成されるフェアリング30が設けられ、各衛星32,33は、各収容空間36,37内で支持台51,54によって推進用ロケット本体31側で支持され、各衛星32,33を支持台51,54から分離するときに、各支持台51,54を外囲する周壁43,44を分割して、収容空間36,37を開放する推進用ロケットフェアリングの分割構造において、複数の衛星32,33のうち、推進用ロケット本体31寄りに配置される衛星32を外囲する周壁43,44は、周壁部分52,53に分割されて衛星32から離反する方向に開頭される。
従来技術、競合技術の概要


図13は、従来技術のデュアル衛星打上用のロケットフェアリングの分割構造を示す正面図である。衛星を打ち上げるにあたって、打上効率を向上するために、1機の推進用ロケット本体(以下、単に「本体」という場合がある)1に、2つの衛星2,3が搭載され、これら2つの衛星2,3が同時に打ち上げられている。本体1の先端部11には、複数の収容空間4,5が形成されるフェアリング6が設けられている。フェアリング6は、各衛星2,3を支持する支持台7,8と、各衛星2,3を外囲する周壁9,10とを有する。フェアリング6の各収容空間4,5に、各衛星2,3がそれぞれ収容され、これらの衛星2,3は、フェアリング6内で、支持台7,8に本体1側でそれぞれ支持されている。
図14は、従来技術のフェアリング6を分解して示す正面図である。フェアリング6は、複数の分割体12~15に分割可能である。分割体12は、円錐台状の支持台7と、円筒状の周壁部分16とを有し、支持台7は、周壁部分16の軸線方向一端部に連なり、周壁部分16に入り込んでいる。支持台7は、本体1の先端部11の一部によって構成され、この分割体12は、本体1の先端部11に一体的に固定されている。分割体13は、円錐台状の支持台8と、円筒状の周壁部分17とを有し、支持台8は、周壁部分17の軸線方向一端部に連なって、周壁部分17から先細状に突出している。この分割体13は、周壁部分17の軸線方向他端部で、分割体12の周壁部分16の軸線方向他端部に結合解除可能に結合されている。各分割体12,13によって収容空間4が規定され、この収容空間4内の衛星2を外囲する周壁9は、各周壁部分16,17から成る。
各分割体14,15は、衛星3を外囲する周壁部分であり、半円筒状部分18,19と、半円錐状部分20,21とをそれぞれ有し、相互に結合解除可能に結合され、この結合された状態で、軸線方向一端部が先細状となって塞がれる有底筒状となる。各分割体14,15は、有底筒状となるように相互に結合された状態で、開放される軸線方向他端部側において、各半周壁部分18,19が各分割体13の周壁部分17の軸線方向一端部に、結合解除可能にそれぞれ結合されている。この状態で、支持台8は、各半円筒状部分18,19によって形成される円筒内に入り込んでいる。各分割体14,15および支持台8によって収容空間5が規定され、この収容空間5内の衛星3を外囲する周壁10は、各分割体14,15から成る。
このようなフェアリング6に収容される各衛星2,3は、周壁9,10が分割されることによって、各収容空間4,5が開放され、各支持台7,8から分離されて放てきされる。詳しく述べると、まず各分割体14,15が、相互にかつ分割体13から結合解除されて、周壁10が軸線を含む分割面で、いわば縦割りで分割されて、衛星3から離反するように開頭され、収容空間5が開放され、衛星3が支持台8から分離されて放てきされる。次に分割体13が、分割体12から結合解除されて、周壁9が軸線に垂直な分割面で、いわば横割りで分割されて、衛星2から離反するように開頭され、収容空間4が開放され、衛星2が支持台7から分離されて放てきされる。

産業上の利用分野


本発明は、デュアルあるいはそれ以上の複数の衛星打上用のロケットフェアリングの分割構造および分割方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
推進用ロケット本体の先端部に、搭載物を収容する複数の収容空間が形成されるフェアリングが設けられ、このフェアリングは、各搭載物を支持する支持台と、各搭載物を外囲する周壁とを有し、各搭載物は、各収容空間内で支持台によって推進用ロケット本体側で支持され、各搭載物を支持台から分離するときに、各搭載物を外囲する周壁を分割して、その搭載物が収容される収容空間を開放するロケットフェアリングの分割構造において、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を外囲する周壁は、その軸線を含む平面で相互に分割可能な各周壁部分から成り、各周壁部分を、推進用ロケット本体寄りの端部における周方向両端部間の中央位置で、最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を支持する支持台に連結するためのヒンジ手段が設けられ、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を外囲する各周壁部分に、推進用ロケット本体から離反する側の端部が相互に離反するようにヒンジ手段を中心にして角変位させる力を与える開頭手段が設けられ、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を支持する支持台は、ロケット本体と一体に形成され、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を外囲する各外周壁部分を、最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物の放てき時に干渉しない保持角度位置まで角変位された状態で、保持するための保持手段が設けられることを特徴とするロケットフェアリングの分割構造。

【請求項2】
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物に対して推進用ロケット本体から離反する側において隣接して配置される搭載物を支持する支持台は、前記最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を外囲する周壁の周壁部分に一体的に設けられることを特徴とする請求項1記載のロケットフェアリングの分割構造。

【請求項3】
推進用ロケット本体の先端部に、搭載物を収容する複数の収容空間が形成されるフェアリングが設けられ、このフェアリングは、各搭載物を支持する支持台と、各搭載物を外囲する周壁とを有し、各搭載物は、各収容空間内で支持台によって推進用ロケット本体側で支持され、各搭載物を支持台から分離するときに、各搭載物を外囲する周壁を分割して、その搭載物が収容される収容空間を開放するロケットフェアリングの分割方法において、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を外囲する周壁は、その軸線を含む平面で相互に分割可能な各周壁部分から成り、各周壁部分を、ロケット本体寄りの端部における周方向両端部間の中央位置で、各周壁部分が外囲する搭載物を支持する支持台に、ヒンジ手段によって連結し、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を支持する支持台を、ロケット本体と一体に形成し、
最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物に対して推進用ロケット本体から離反する側に配置される他の搭載物を、この他の搭載物を外囲する周壁を分割して、この他の搭載物が収容される収容空間を開放した後に放てきし、
前記他の搭載物を支持する支持台を放てきするとともに、最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物を外囲する周壁を、各周壁部分に分割し、これら各周壁部分を、推進用ロケット本体に離反する側の端部が相互に離反するように角変位させ、最も推進用ロケット本体寄りに配置される搭載物の放てき時に干渉しない保持角度位置まで角変位させて、保持することを特徴とするロケットフェアリングの分割方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP1998367858thum.jpg
出願権利状態 登録
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