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スカウティングシステム、その方法およびプログラム

国内特許コード P05P002901
掲載日 2005年4月8日
出願番号 特願2003-155139
公開番号 特開2004-351097
登録番号 特許第3760237号
出願日 平成15年5月30日(2003.5.30)
公開日 平成16年12月16日(2004.12.16)
登録日 平成18年1月20日(2006.1.20)
発明者
  • 橋原 孝博
出願人
  • 学校法人広島大学
発明の名称 スカウティングシステム、その方法およびプログラム
発明の概要

【課題】従来のスカウティングプログラムは、各競技者の位置情報が視覚による主観的判断により入力されているためデータ精度が低いことなどの問題点があった。
【解決手段】スカウティングシステム100のカメラを用いて、スポーツ競技のフィールドを撮影し、このときの撮影シーンから静止画像を取り込み、複数のコントロールポイントを設定することによって予めDLT係数を求めて記憶装置に格納しておく。その後、スポーツ競技を撮影しながら、ユーザは、所望のシーンを静止画像として取り込み、この静止画像上で各選手の位置をマウスを用いて指示する。本システム100の変換手段114は、DLT技法を用いてこの位置指示を、実際の平面座標に変換して各選手の正確な位置情報を得る。当該シーンの競技状況を入力して、当該シーン、このときの各選手の位置情報、およびこの競技状況を関連付け記憶装置上にデータベースを構築する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要
スカウティングとは、スポーツ競技において「偵察活動」を表す用語であり、従来は、偵察者がノートや各競技用のスコアブックなどに目視によるデータなどを人手で記入して行っていた。
その後、情報機器の発達に伴い、パソコンを利用したスカウティング活動が行われるようになってきた。例えば、横田他(非特許文献1を参照されたい。)、吉田他(非特許文献2を参照されたい。)、勝本他(非特許文献3、4を参照されたい。)、工藤(非特許文献5を参照されたい。)は、自作のスカウティングプログラムを開発した。そして、彼らは、実用化するためには、分析結果のプリントアウトが時間を要するので、結果の提示方法を改善してリアルタイム処理を可能にすべきであること、入力項目を精選してスコアラーの負担を軽減すべきであるなどの問題点を指摘している。
【0003】
また、その他の従来技術としては、バレーボール向けのスカウティングプログラム「Data Volleyball」がイタリアで市販されており、ナショナルチームから実業団チームに至るまで多数のチームがこのプログラムを用いてスカウティング活動を行っている。この従来技術のプログラムは、完成度は高いものであるが、技能評価をタッチタイピングでキーボード操作しながらデータ入力をしなければならないのでスコアラーのトレーニングが必要であること、各競技者の位置情報が視覚による主観的判断により入力されているためデータ精度が低いことなどの問題点があった。
【0004】
【非特許文献1】
横田和吉他著「バレーボールにおけるリアルタイム処理によるスカウティングの試み-ハンディパソコンを利用しての簡易分析-」(1985年、日本体育学会第36回大会号抄録、628)
【非特許文献2】
吉田雅行他著「バレーボールのスカウティングシステムの開発(1)-サーブレシーブからの攻撃のグラフィック化の試み-」(1991年、大阪教育大学紀要第IV部門、39(2):285-293)
【非特許文献3】
勝本真他著「バレーボールのスカウティングプログラムの開発(3)-コンピュータシステムの改良-」(1994年、茨城大学教育学部紀要(教育科学),43:85-96)
【非特許文献4】
勝本真他著「バレーボールのスカウティングプログラムの開発(4)-リアルタイム処理に関する-考察-」(1998年、日本体育学会第49回大会号抄録,521)
【非特許文献5】
工藤健司著「バレーボールのスカウティングについて-パーソナルコンピュータを用いて-」(1997年、日本体育学会第48回大会号抄録,530)
産業上の利用分野
本発明は、画像解析によるスカウティングシステム、その方法およびプログラムに関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】画像解析によるスカウティングシステムであって、
スポーツ競技のシーンの静止画像上で、コントロールポイントを設定するコントロールポイント設定手段と、
DLT技法を用いて、前記コントロールポイントに基づき前記静止画像に対するDLT係数を算出するDLT係数算出手段と、
スポーツ競技の所望のシーンの静止画像上における各競技者の位置指示を入力する位置入力手段と、
前記DLT係数を用いて前記位置指示を、前記各競技者の位置の実際の座標(平面座標)に変換する変換手段と、
前記所望のシーンの静止画像に関する競技状況を入力する状況入力手段と、
前記入力された競技状況と、前記各競技者のそれぞれの座標からなる位置情報と、前記所望のシーンの静止画像とを関連付けて所定の記憶装置にデータベースを構築するデータベース構築手段と、
前記変換手段で変換した座標を用いて前記各競技者の各位置を表示すると共に、前記所望のシーンの静止画像および/または前記競技状況をも表示する表示手段と、
を含むスカウティングシステム。
【請求項2】請求項1に記載のスカウティングシステムにおいて、
前記データベースは前記各競技者に関する技能情報をも含む、
ことを特徴とするスカウティングシステム。
【請求項3】請求項1または2に記載のスカウティングシステムにおいて、
前記スポーツ競技はバレーボールであり、
前記競技状況は、チーム名、ローテーション番号、レシーブ位置、サーブ位置、攻撃の種類、または攻撃の成否、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とするスカウティングシステム。
【請求項4】画像解析を利用したスカウティング方法であって、
スポーツ競技のシーンの静止画像上で、位置指示手段を使用してコントロールポイントを設定するコントロールポイント設定ステップと、
DLT技法を用いて、前記コントロールポイントに基づき前記静止画像に対するDLT係数を、演算手段を使用して算出するDLT係数算出ステップと、
スポーツ競技の所望のシーンの静止画像上における各競技者の位置指示を入力する位置入力ステップと、
演算手段を使用して、前記DLT係数を用いて前記位置指示を、前記各競技者の位置の実際の座標(平面座標)に変換する変換ステップと、
前記所望のシーンの前記静止画像に関する競技状況を入力する状況入力ステップと、
前記入力された競技状況と、前記各競技者のそれぞれの座標からなる位置情報と、前記所望のシーンの静止画像とを関連付けて所定の記憶装置にデータベースを構築するデータベース構築ステップと、
前記変換ステップで変換した座標を用いて前記各競技者の各位置を所定の表示装置に表示すると共に、前記所望のシーンの静止画像および/または前記競技状況をも表示する表示ステップと、
を含むスカウティング方法。
【請求項5】請求項4に記載のスカウティング方法において、
前記データベースは前記各競技者に関する技能情報をも含み、
前記表示ステップは前記技能情報をも表示する、
ことを特徴とするスカウティング方法。
【請求項6】請求項4または5に記載のスカウティング方法において、
前記スポーツ競技はバレーボールであり、
前記競技状況は、チーム名、ローテーション番号、レシーブ位置、サーブ位置、攻撃の種類、または攻撃の成否、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とするスカウティング方法。
【請求項7】画像解析を利用したスカウティング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記方法は、
スポーツ競技のシーンの静止画像上で、位置指示手段を使用してコントロールポイントを設定するコントロールポイント設定ステップと、
DLT技法を用いて、前記コントロールポイントに基づき前記静止画像に対するDLT係数を、演算手段を使用して算出するDLT係数算出ステップと、
スポーツ競技の所望のシーンの静止画像上における各競技者の位置指示を入力する位置入力ステップと、
演算手段を使用して、前記DLT係数を用いて前記位置指示を、前記各競技者の位置の実際の座標(平面座標)に変換する変換ステップと、
前記所望のシーンの静止画像に関する競技状況を入力する状況入力ステップと、
前記入力された競技状況と、前記各競技者のそれぞれの座標からなる位置情報と、前記所望のシーンの静止画像とを関連付けて所定の記憶装置にデータベースを構築するデータベース構築ステップと、
前記変換ステップで変換した座標を用いて前記各競技者の各位置を所定の表示装置に表示すると共に、前記所望のシーンの静止画像および/または前記競技状況をも表示する表示ステップと、
を含むプログラム。
【請求項8】請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記データベースは前記各競技者に関する技能情報をも含み、
前記表示ステップは前記技能情報をも表示する、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項9】請求項7または8に記載のプログラムにおいて、
前記スポーツ競技はバレーボールであり、
前記競技状況は、チーム名、ローテーション番号、レシーブ位置、サーブ位置、攻撃の種類、または攻撃の成否、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とするプログラム。
産業区分
  • 運動娯楽用
  • 計算機応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2003155139thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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