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肺癌の発症リスクを予測するためのデータの収集方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P05P003053
整理番号 U2002P336
掲載日 2005年4月8日
出願番号 特願2003-168012
公開番号 特開2005-000093
登録番号 特許第3769620号
出願日 平成15年6月12日(2003.6.12)
公開日 平成17年1月6日(2005.1.6)
登録日 平成18年2月17日(2006.2.17)
発明者
  • 山谷 睦雄
  • 久保 裕司
  • 鈴木 聡
  • 佐々木 英忠
出願人
  • 国立大学法人東北大学
発明の名称 肺癌の発症リスクを予測するためのデータの収集方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】本発明は、肺癌の発症リスクを予測するためのデータを収集する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、被験者が肺癌を発症するリスクを予測するためのデータを収集する方法であって、(a)ヘムオキシゲナーゼ-1遺伝子の上流に位置するGT反復配列を含有する試料からDNAを調製する工程と、(b)前記試料中の前記GT反復配列の反復回数を決定する工程とを具備する方法を提供する。また、上記方法を使用して、被験者が肺癌を発症するリスクを予測するためのデータを収集するためのキットを提供する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要
肺癌は、我が国のみならず世界的にも罹患率/死亡率が増加しており、その予防法、発症因子を含めた癌化機序の解明、診断法、および治療法の開発は、緊急を要している。喫煙は、肺癌の主要な危険因子である。喫煙中には、種々の活性酸素および芳香族炭化水素およびニトロサミンなどの発癌物質を含有する。これらの成分は、気道上皮細胞のDNA損傷と癌化に関連するといわれている。他方、喫煙者の中の一部分にしかこれらの疾患が発症しないため、内因性の発症要因の関与が指摘されている。
【0003】
従来明らかにされているp53などの癌抑制遺伝子のほとんどは、癌化した細胞の増殖を抑制する。さらに、癌化した細胞を死滅させる働きをもつ。この癌抑制遺伝子が欠損している場合に、肺癌になると理解されている。これに対して、生体には、喫煙中の活性酸素および発ガン物質を不活性化する酵素として、グルタチオンS-トランスフェラーゼなどの抗酸化酵素の存在が知られている。抗酸化作用をもつ酵素には多型性があり、酵素活性と喫煙関連疾患である慢性肺気腫との関係が明らかにされ始めている。
【0004】
たとえば、本発明者は、ヘムを分解してビリベルジンと一酸化炭素と鉄を合成するヘムオキシゲナーゼ-1がオキシダントによる肺細胞傷害を抑制する報告をしてきた。さらに、GT反復配列の長い遺伝子多型性がヘムオキシゲナーゼ-1を発現しにくく、喫煙者に発症する慢性肺気腫発症に関係することを明らかにした(特許文献1、非特許文献1)。
【0005】
一方、喫煙は、気管支および肺胞上皮細胞のDNAを損傷し、癌化に関与すると考えられている。喫煙によるDNA損傷を抑制する抗酸化酵素については、酵素活性の低下と肺癌との関係が検討されている。喫煙によるDNA損傷を抑制する抗酸化酵素についても、酵素活性の低下と肺癌との関係が検討されているが、これまで抗酸化酵素の活性と肺癌発症との関係を証明した研究は存在しない。
【0006】
【特許文献1】
特開2001-149087号公報
【0007】
【非特許文献1】
Hirai H et al.、The association between microsatellite polymorphism of heme oxygenase-1 gene promoter and sensitivity to oxidative injury in lymphoblastoid cell line.、“Eur Respir J”、(UK)、2000年、16巻、p.526s
産業上の利用分野
本発明は、肺癌の発症リスクを予測する方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 ヘムオキシゲナーゼ-1遺伝子の上流に位置するGT反復配列が33回以上であれば、被験者が肺腺癌を発症するリスクが高いと予測するためのデータを収集する方法であって、
(a)ヘムオキシゲナーゼ-1遺伝子の上流に位置するGT反復配列を含有する試料からDNAを調製する工程と、
(b)前記試料中の前記GT反復配列の反復回数を決定する工程と、
を具備する方法。
【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記試料が、前記被験者から採取された血液である方法。
【請求項3】 請求項1または2に記載の方法であって、
前記工程(b)におけるGT反復配列の反復回数の決定が、PCR増幅した前記GT反復配列を電気泳動にかけることによって行われることを特徴とする方法。
【請求項4】 被験者が肺腺癌を発症するリスクを予測するためのデータを収集するためのキットであって、配列番号1で表される配列の285~344の領域の上流および下流に存在する配列またはその相補配列からなり、かつ該配列番号1で表される配列の285~344の領域を増幅することができるプライマーを含むことを特徴とするキット。
【請求項5】 被験者が肺腺癌を発症するリスクを予測するためのデータを収集するためのキットであって、CAの繰り返し単位を有するプローブを含むことを特徴とするキット。
産業区分
  • 微生物工業
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2003168012thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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