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内分泌かく乱物質の生体毒発現の分子メカニズムとモニター系の開発

研究報告コード R000000339
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 藤井 義明
研究者所属機関
  • 東北大学大学院生命科学研究科
研究機関
  • 東北大学大学院理学研究科
報告名称 内分泌かく乱物質の生体毒発現の分子メカニズムとモニター系の開発
報告概要 ここではダイオキシンなどの生体毒発現に関与するAhR(Aryl Hydrocarbon Receptor)の作用機構に関する1999年度の研究実施内容と成果について報告した。AhRとArntにより活性化される遺伝子の制御配列にXRE以外の新たなDNAエレメントの存在を見出し,XRE2と命名した。現在,この新しいDNAエレメントの結合因子の解析を進めている。AhRとArntはこの因子に結合して共役因子的に転写活性化能を示す。また,AhR欠失マウスの実験から,ダイオキシンの胸腺縮退における作用点がアポトーシスでない細胞死であることが分かった。また,ダイオキシンによって誘導されるP450を大腸菌で発現させる系が確立でき,内分泌かく乱物質の代謝機構の解析が可能となった。また,モルモットにおいてSp1とNF1のDNAへの結合活性が,ダイオキシン類の投与により増大することを見出した。P450などの薬物代謝第1相反応を触媒する酵素の遺伝子発現をコントロールするAhR遺伝子とGSTなどの第2相薬物代謝酵素遺伝子の発現をコントロールするNrf2遺伝子の2重欠失マウスやAhR抑制因子欠失マウスの作製を行っている。
研究分野
  • 遺伝子発現
  • 動物に対する影響
  • 内分泌系の基礎医学
  • 有機化合物の毒性
  • 汚染原因物質
関連発表論文 (1)J. Mimura, M. Ema, K. Sogawa & Y. Fujii-Kuriyama. Identification of a novel mechanism of regulation of Ah (dioxin) receptor function. Genes Dev. 13: 20-25 (1999)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「内分泌かく乱物質」研究代表者 藤井 義明(東北大学大学院理学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 藤井 義明. 内分泌かく乱物質 内分泌かく乱物質の生体毒発現の分子メカニズムとモニター系の開発. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.1232 - 1233.

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