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エネルギーミニマム型高分子形成システム技術の開発

研究報告コード R000000349
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 馬越 淳
研究者所属機関
  • 独立行政法人 農業生物資源研究所
研究機関
  • 独立行政法人 農業生物資源研究所
報告名称 エネルギーミニマム型高分子形成システム技術の開発
報告概要 エネルギーミニマム型の高分子形成システム技術の開発のために,カイコの紡糸をモデルとし,常温における繊維形成のメカニズムについて研究を行った。
1)絹フィブロインの結晶化と分子形態:液状絹フィブロインはメタノールなどの極性溶媒により分子形態がβ型に変化する。無定形のフィブロインは175℃にガラス転移し,200℃で結晶化する。
2)絹フィブロインの繊維形成:液状絹を速い速度で延伸すると繊維が形成される。中部,後部絹糸膜内のフィブロインはゲル状であるのに対し,前部絹糸膜内ではネマティック液晶である。
3)絹フィブロインの分子構造:フィブロイン分子は剛直な棒状の形態であり,分子両端間の相互作用によりひも状会合体を形成する。
4)希薄溶液の物性:フィブロインの希薄水溶液に対して静的・動的光散乱測定を行い,分子および分子会合体の動的性質を明らかにした。
今後,低エネルギーでの高分子構造形成システムを解明するためには蛋白質のメソフェーズ(中間相)の構造と自己組織化のメカニズムの解明が重要である。
研究分野
  • 顕微鏡法
  • 分子構造
  • 外分泌腺
  • 養蚕一般
  • 紡糸・製糸
関連発表論文 (1)馬越淳, Crystallization of silk fibroin from solution, Thermochimica Acta, 5070, 1999年
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」研究代表者 馬越 淳(農業生物資源研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 馬越 淳. 資源循環・エネルギーミニマム型システム技術 エネルギーミニマム型高分子形成システム技術の開発. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.1283 - 1285.

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