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ジアリールエテンを用いた分子内磁気的相互作用の光制御

研究報告コード R000000418
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 入江 正浩
  • 松田 建児
研究者所属機関
  • 九州大学大学院工学研究科
  • 九州大学大学院工学研究科
研究機関
  • 九州大学大学院工学研究院
報告名称 ジアリールエテンを用いた分子内磁気的相互作用の光制御
報告概要 フォトクロミック分子を磁気的相互作用のカップラーとして用いると,磁性の光スイッチングが可能となる。これまでに我々はニトロニルニトロキシドを2個,ジベンゾチエニルエテンに配したジラジカルを合成し,フォトクロミック反応性,磁性のスイッチングについて報告してきた。今回は,π共役系の長さを調節することにより,スイッチングをESRを用いて検出することに成功した。開環体1aは313nmの紫外光により閉環体1bに,1bは578nmの可視光で1aにそれぞれ変換され,可逆なフォトクロミズムを示した(図1)。分取した閉環体との比較により,光定常状態での変換率は99%であることが分かった。フォトクロミズムに伴うESRスペクトル変化を追跡した(図2)。スペクトルのシミュレーションの検討により,開環体と閉環体とで2桁程度交換相互作用の変化があることが分かった。
画像

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研究分野
  • 光伝送素子
  • 光学的効果
  • 光化学一般
  • 五員複素環化合物一般
  • 高分子固体の力学的性質
関連発表論文 (1)M. Irie, Ed. Chem. Rev. 2000, issue 5, thematic issue on “Photochromism: Memories and Switches”.
(2)K. Matsuda and M. Irie, Chem. Lett. 2000, 16.
(3)K. Matsuda and M. Irie, J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 7195.
(4)K. Matsuda and M. Irie, J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 8309.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「単一分子・原子レベルの反応制御」研究代表者 入江 正浩(九大工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 松田 建児,入江 正浩. ジアリールエテンを用いた分子内磁気的相互作用の光制御. 戦略的基礎研究推進事業 単一分子・原子レベルの反応制御 第4回シンポジウム —2期・3期チームの研究進捗— 講演要旨集,2000. p.51 - 51.

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