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かご型レセプター錯体の動的分子集合を活用した分子不斉メモリーの構築

研究報告コード R000000438
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 久保田 康生
  • 藤田 誠
研究者所属機関
  • 名古屋大学大学院工学研究科
  • 名古屋大学大学院工学研究科
研究機関
  • 名古屋大学大学院工学研究科
報告名称 かご型レセプター錯体の動的分子集合を活用した分子不斉メモリーの構築
報告概要 分子不斉を有するカプセル状化合物は内部空間に不斉空間を作り出すことから光学的分割剤,不斉触媒,分子素子などへの機能化が期待されている。AB2型三座配位子と2価Pd錯体から,系中に存在するゲスト分子の形状に合わせて非対象型ホスト構造が定量的に自己集合することを見出した。本系において,光学活性な平面状ゲスト分子を内蔵した場合,上記ホストのジアステレオマー対が選択的に生成して誘起CDが観察された。このことから,同ホストはP体,M体の不斉分子を有することが示唆された(図1)。また,誘起CD強度は温度によって変化しホストの骨格に由来するコットン効果は温度に依存して変化することが分かった(図2)。また,光学活性なゲストを内包したホストにメタノールを添加してホストを洗い出した場合,そのラセミ化には相当の時間が必要であることから,本ホストは分子不斉情報を記憶する不斉メモリーとして機能していることが分かった(図3)。
画像

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研究分野
  • 分子の立体配置・配座
  • 白金族元素の錯体
  • 分子化合物
  • 反応の立体化学
関連発表論文 (1)Hiraoka, S.: Fujita, M. J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 10239
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「単一分子・原子レベルの反応制御」研究代表者 藤田 誠(名古屋大工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 久保田 康生,藤田 誠. かご型レセプター錯体の動的分子集合を活用した分子不斉メモリーの構築. 戦略的基礎研究推進事業 単一分子・原子レベルの反応制御 第4回シンポジウム —2期・3期チームの研究進捗— 講演要旨集,2000. p.68 - 68.

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