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アルキンのスタニルカルバモイレーション:遷移金属触媒による位置選択性の逆転

研究報告コード R000000456
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 華 瑞茂
  • 田中 正人
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団
  • 経済産業省 産業技術総合研究所(旧物質工学工業技術研究所)
研究機関
  • 科学技術振興事業団
  • 経済産業省 産業技術総合研究所(旧物質工学工業技術研究所)
報告名称 アルキンのスタニルカルバモイレーション:遷移金属触媒による位置選択性の逆転
報告概要 カルバモイルスタナン(1)のアルキンへの付加反応を検討し,β-スタニルアクリルアミド誘導体の合成方法の開発を試みた。5 mol%のRh(acac)(CO)2触媒の存在下,トルエン中,(1)と末端アルキンを110度,3時間反応させた。図1のように,アルキンのスタニルカルバモイレーション反応が立体および位置選択的に進行し,cis-付加体(3)が78%で得られた。Cp*Rh(CO)2錯体を用いた場合の反応は,(3)を25%で与えたが,ホスフィン配位子を持つロジウム錯体Rh(acac)(CO)(PPh3),RhCl(CO)(PPh3)2,RhH(CO)(PPh3)2及びパラジウム錯体の触媒活性は全くなかった。10mol%Ni(cod)2錯体触媒を用いると,付加反応の位置選択性が逆転し,スズがアルキン末端炭素に結合したcis-付加体(4)を49%で与えた。付加体(3)の生成は全く観察されなかった。化合物(1)のスズ-炭素結合がロジウム触媒に酸化的付加した中間体の単離はできなかったが,モデル化合物として(dmpe)Pd(SnMe3)(CONPr2)錯体を合成できた。
画像

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研究分野
  • 触媒反応一般
  • 白金族元素の錯体
  • 付加反応,脱離反応
  • アルキン
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「単一分子・原子レベルの反応制御」研究代表者 田中 正人(物質工研)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 華 瑞茂,田中 正人. アルキンのスタニルカルバモイレーション:遷移金属触媒による位置選択性の逆転. 戦略的基礎研究推進事業 単一分子・原子レベルの反応制御 第4回シンポジウム —2期・3期チームの研究進捗— 講演要旨集,2000. p.81 - 81.

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