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ポルフィリン連鎖で拓く人工光合成と分子エレクトロニクス

研究報告コード R000000580
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 小夫家 芳明
研究者所属機関
  • 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
研究機関
  • 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
報告名称 ポルフィリン連鎖で拓く人工光合成と分子エレクトロニクス
報告概要 生体膜が行っている光合成を,超分子で構築することを目的にしてイミダゾリル亜鉛錯体を合成した。ビス(イミダゾリルポルフィリン)3H2の亜鉛錯体を形成させると,相補的配位結合が連結した最大50万を越える分子量のポリ(ポルフィリン)(図1)が生成した。クロロホルム溶液にメタノールを添加すると,高分子が解離し,溶媒により任意の長さのポリ(ポルフィリン)を得た。また光合成色素のリング構造に対応して,m-フェニレン連結ビス(イミダゾリルポリフィリン)亜鉛錯体が5000程度の分子量を持ち,ポルフィリン六量体の環状連鎖構造を示すことをGPC,X線小角散乱より明らかにした。バクテリア光合成中心を模したキノンーフェオフィチンースペシャルペアーフェオフィチンーキノンと結合した超分子(図2)を合成した。チオラート基を介して金表面とイミダゾルポルフィリンZn錯体を結合できた。これにより分子配線(図3)が期待できる。
画像

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研究分野
  • 第11族,第12族元素の錯体
  • 高分子固体の構造と形態学
  • 光合成
  • 生体膜一般
関連発表論文 (1)Y.Kobuke and N.Nagata,"Supramolecular Porphyrin Assemblies for Photosynthetic Antenna Mimics",Molecular Crystals and Liquid Crystals,342,51-56(2000).
(2)N.Nagata,S.Kugimiya,and Y.Kobuke,"Antenna functions of 5,15-bis(4-imidazolyl)-10,20-bis(4-dodecyloxyphenyl)porphyrin supramolecular assembly through imidazole-imidazole hydrogen bondings",Chem.Commun.,(15),1389-1390(2000).
(3)Kazuya Ogawa and Yoshiaki Kobuke,"Giant Supramolecular Porphyrin Array by Self-Coordination",Angew.Chem.Int.Ed.,39(22),4070-4073(2000).
(4)Naoto Nagata,Shin-ichi Kugimiya and Yoshiaki Kobuke,"Liposome Made of 5,15-Bis(imidazol-4-yl)-10,20-bis(ω-Carboxyalkyloxyphenyl)porphyrin",Chem.Commun.,689-690(2001)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「分子複合系の構築と機能」研究代表者 小夫家 芳明(奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 小夫家 芳明. ポルフィリン連鎖で拓く人工光合成と分子エレクトロニクス. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成12年度 シンポジウム,2000. p.11 - 14.

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