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金属イオンの電子移動触媒作用の定量的評価とSODモデル

研究報告コード R000000618
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 福住 俊一
  • 大久保 敬
  • 大津 英揮
研究者所属機関
  • 大阪大学大学院工学研究科
  • 大阪大学大学院工
  • 大阪大学大学院工
研究機関
  • 大阪大学大学院工学研究科
報告名称 金属イオンの電子移動触媒作用の定量的評価とSODモデル
報告概要 金属イオンの電子移動触媒作用について定量的に評価する方法を見出した。活性酸素種のスーパーオキシドが,各種金属イオンと錯体形成した結合の強さは,スーパーオキシド金属錯体のESRから簡単に決定できた。また,イミダゾレート架橋し,配合サイとを有するスーパーオキシド不均一化酵素(SOD)のモデル錯体を合成することに成功した。このSOD触媒サイクルにおけるZn(II)イオンの役割についても報告した。金属イオンの種類により変化するESRスペクトルからスーパーオキシドと金属イオンの結合の強さ(ΔE)を決定した。図1のとおり,電子移動触媒反応速度定数の対数とΔEは良好な直線関係を示し,ルイス酸性度の定量的指標となり得た。SODのモデル錯体は世界最高の活性を示した。亜鉛イオンは銅イオンの還元電位を正側にシフトさせることによりスーパーオキシドの酸化を活性化し,スーパーオキシドを錯体化することで還元を活性化した。電子移動触媒サイクルにおいてZn(II)イオンの役割を解明した。
画像

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研究分野
  • 原子とラジカルの反応
  • 触媒
  • 光化学一般
  • 酸化,還元
  • 光化学反応,ラジカル反応
関連発表論文 (1)Shunichi Fukuzumi, Kei Ohkubo "Quantitative Evoluation y Lewis Acidity of Metal Ions Derived from the g Values y ESR Spectra y Superoxide: Metal Ion Complexes in Relation to the Promoting Effects in Electron Transfer Reactions". Chemistry European Journal, 6(24), 4532-4535 (2000).
(2)Hideki Ohtsu, Yuichi Shimazaki, Akira Odani, Osamu Yamauchi, Wasuke Mori, Shinobu Itoh, Shunichi Fukuzumi "Synthesis and Characterization of Imidazolate-Bridged Dinuclear Complexes as Active Site Model of Cu, Zn-SOD". Journal of the American Chemical Society, 122(24), 5733-5741 (2000).
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「分子複合系の構築と機能」研究代表者 福住 俊一(大阪大学大学院工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 福住 俊一,大久保 敬,大津 英揮. 金属イオンの電子移動触媒作用の定量的評価とSODモデル. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成12年度 シンポジウム,2000. p.54 - 54.

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