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電子供与体・フラーレン連結系の電子移動における小さな再配列エネルギー

研究報告コード R000000622
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 今堀 博
  • 福住 俊一
研究者所属機関
  • 大阪大学大学院工学研究科
  • 大阪大学大学院工学研究科
研究機関
  • 大阪大学大学院工学研究科
報告名称 電子供与体・フラーレン連結系の電子移動における小さな再配列エネルギー
報告概要 植物の光合成に基づいた光エネルギー変換系の開発のために,ドナーとしてポルフィリンを,アクセプターとしてフラーレンを用いた連結分子を系統的に合成した。この光電子移動性を明確にしたところ,ポルフィリン-フラーレン連結分子が小さな再配列エネルギーを持つことがわかった。特にポルフィリン-フラーレン連結分子(I)(図1)の電荷移動発光の解析より,電子移動のパラメーターを決定できた(図2)。その結果,再配列エネルギーはベンゼン中で非常に小さな値(0.1-0.2eV)となることがわかった。これらの値は光合成の初期電荷分離過程の小さな再配列エネルギーに匹敵するほど小さな数値であった。この事より,ポルフィリンとフラーレンの組み合わせが人工光合成系の構築に有望であることを実証できた。
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研究分野
  • 原子・分子のクラスタ
  • 電気化学反応
  • 光化学一般
  • 分子化合物
  • 光合成
関連発表論文 (1)Imahori, H.; Tkachenko, N. V.; Vehmanen, V.; Tamaki, K.; Lemmetyinen, H.; Sakata, Y.; Fukuzumi, S, J. Phys. Chem. A 2001, 105, 1750-1756.
(2)Vehmanen, V.; Tkachenko, N. V.; Imahori, H.; Fukuzumi, S.; Lemmetyinen, H. Spectrochim. Acta A, 2001, 57, 2229-2244.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「分子複合系の構築と機能」研究代表者 福住 俊一(大阪大学大学院工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 今堀 博,福住 俊一. 電子供与体・フラーレン連結系の電子移動における小さな再配列エネルギー. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成12年度 シンポジウム,2000. p.56 - 56.

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