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レーザーによるDNA-ヒストンH1複合体の折りたたみ/解きほぐしの制御

研究報告コード R000000639
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 野村 慎一郎
  • 吉川 祐子
  • 神戸 敏夫
  • 吉川 研一
研究者所属機関
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 名古屋文理短期大学
  • 名古屋大学薬学部
  • 京都大学大学院理学研究科
研究機関
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 名古屋文理短期大学
  • 名古屋大学薬学部
報告名称 レーザーによるDNA-ヒストンH1複合体の折りたたみ/解きほぐしの制御
報告概要 単一長鎖DNA分子(T4DNA,166kbp)と,ヒストンH1との複合体を,マイクロビーズ付加などの化学的修飾なしに,直接,光ピンセットで捕捉し搬送することに成功した。単一DNA分子の観察は蛍光顕微鏡によって行い,レーザはcwNd:YAGレーザ(λ=1064nm)を用いた。このDNA-H1複合体を,低塩濃度溶液(0.2M NaCl)から,約1cm離れた高塩濃度(2M NaCl)の溶液へと捕捉したまま動かすことで,コンパクトな形態から膨潤したコイル状構造へ変化させることができた(図1)。逆に,高塩濃度から低塩濃度環境への輸送過程では,コイル状態のDNAは折り畳まれた凝縮状態へ変化した。この実験結果は,細胞から取り出したMbpオーダーの巨大DNAを非破壊的に取り扱うための方法論として有効であると期待できる。また,今後DNA以外に蛋白質や各種合成高分子の構造制御へ応用することも計画している。
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研究分野
  • 固体レーザ
  • レーザの応用
  • 高分子溶液の物理的性質
  • 高分子の立体構造
  • 核酸一般
関連発表論文 (1)Y. Yoshikawa et al., Chem. Phys. Lett., (2000), 330, 77-82.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「分子複合系の構築と機能」研究代表者 吉川 研一(京都大学大学院理学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 野村 慎一郎,吉川 祐子,神戸 敏夫,吉川 研一. レーザーによるDNA-ヒストンH1複合体の折りたたみ/解きほぐしの制御. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成12年度 シンポジウム,2000. p.68 - 68.

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