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引力相互作用するボース凝縮体の崩壊のダイナミックス

研究報告コード R000000654
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 上田 正仁
研究者所属機関
  • 東京工業大学大学院理工学研究科
研究機関
  • 東京工業大学大学院理工学研究科
報告名称 引力相互作用するボース凝縮体の崩壊のダイナミックス
報告概要 引力相互作用をする原子集団のボース・アインシュタイン凝縮(BEC)の生成条件を研究した。準安定状態にある系の零点振動は,等方的な膨張と収縮を繰り返すモードで,系が極小点の周りで振動するフォノンモードである。引力相互作用をする原子集団の長波長モードは不安定で,一旦大きな揺らぎが起こると全体が一挙に崩壊する可能性がある。この系が崩壊するメカニズムを研究し,臨界点近傍で原子集団が巨視的量子トンネリングを起こして崩壊することを理論的に予言した。崩壊のプロセスにおいて,密度揺らぎが非線形効果によって増幅された結果,様々な原子密度のパターンが生成されることを見いだした。斥力相互作用のBECが角運動量をもつと量子渦が発生するが,引力相互作用のBECの場合は量子渦にならない。外部磁場を弱くしていくと,BECは強磁性的な性質から反磁性的な性質へと変化することが期待される。
研究分野
  • 原子間相互作用
  • 流体論
  • 界面の電気的性質一般
  • 磁性一般
関連発表論文 (1)M. Ueda and K. Huang, Phys. Rev. A vol.60, 3317 (1999)
(2)H. Saito and M. Ueda, Phys.Rev.Lett.vol.86,pp.1406-1409(2001)
(3)M. Ueda and A.J. Leggett, Phys. Rev. Lett. vol.83, pp.1489-1493 (1999)
(4)M. Koashi and M. Ueda, Phys. Rev. Lett. vol.84, 1066 (2000)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 清水 明(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 上田 正仁. 引力相互作用するボース凝縮体の崩壊のダイナミックス. 戦略的基礎研究推進事業 量子効果等の物理現象 第4回シンポジウム予稿集,2000. p.35 - 35.

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