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STM誘起連鎖重合反応を用いた共役分子鎖によるナノ配線

研究報告コード R000000663
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 大川 祐司
  • 青野 正和
研究者所属機関
  • 理化学研究所
  • 理化学研究所表面界面工学研究室
研究機関
  • 理化学研究所
  • 大阪大学大学院工学研究科
報告名称 STM誘起連鎖重合反応を用いた共役分子鎖によるナノ配線
報告概要 ナノデバイスの作成には,ナノスケールで制御可能な素子間の配線技術の開発が必要である。分子薄膜上の一点に走査トンネル顕微鏡(STM)の探針で刺激を与えることで連鎖重合反応を誘起し,共役重合分子鎖を任意位置に作成することに成功した。ジアセチレン化合物の一種,10,12-ペンタコサジイン酸又は10,12-ノナコサジイン酸のグラファイト基板上の単分子層を用いた。これらは共にグラファイト基板上で自発的に配列する。紫外線を照射すると,STMで高く観察される直線型のポリジアセチレンが光重合反応により生成することを確認した。図1はSTM探針による刺激で連鎖重合反応を誘起した例である。STM探針を使って予め欠陥を作っておくと,重合反応の停止も制御できる。図2に示した手法で,6nm程度の大きさのものに少なくとも3本のナノ配線を接続できることを示した。
画像

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研究分野
  • 有機化合物の薄膜
  • 有機化合物の電気伝導
  • アルキン
  • 重合反応一般
  • 固体デバイス製造技術一般
関連発表論文 (1)Y.Okawa and M.Aono,"Naroscale control of chain polymerization".Nature 409(2001)683-684.
(2)Y.Okawa and M.Aono,"Linear chain polymerization initiated by a scanning tunneling microscope tip at designated positions".J.Chem.Phys.115(2001)2317-2322.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 青野 正和(理化学研究所表面界面工学研究室)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 大川 祐司,青野 正和. STM誘起連鎖重合反応を用いた共役分子鎖によるナノ配線. 戦略的基礎研究推進事業 量子効果等の物理現象 第4回シンポジウム予稿集,2000. p.51 - 51.

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