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無機有機層状ペロブスカイト化合物の超高速ポンプ・プローブ分光

研究報告コード R000000701
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 清水 誠
  • Arup Neogi
  • 石原 照也
研究者所属機関
  • 理化学研究所フロンティア
  • 理化学研究所フロンティア
  • 理化学研究所フロンティア
研究機関
  • 理化学研究所 フロンティア研究システム
報告名称 無機有機層状ペロブスカイト化合物の超高速ポンプ・プローブ分光
報告概要 無機・有機複合層状半導体((C6H5C2H4NH3)2PbI4)は無機層に閉じ込められた最低励起子が,誘電閉じ込め効果のために大きな束縛エネルギーと振動子強度をもつ特異な系である。この系における光学非線形性を調べるために,光誘起過渡吸収分光を測定したところ,励起子分子発光エネルギー(2.31eV)よりも小さな光エネルギーでポンプする事により,最低励起子吸収帯が強く低エネルギーシフトする事が明らかになった。図1に2.3eV吸収変化の偏光依存性を示す。ポンプ光とプローブ光との偏光の関係が同じ回り円偏光の場合と平行な直線偏光の場合には高エネルギーシフト,逆回り円偏光と垂直な直線偏光の場合には低エネルギーシフトする事が明らかになった。この低エネルギーシフトの選択則は,2光子励起子分子生成と同一の選択則である。以上から低エネルギーシフトは,ポンプ光によって,励起子状態と励起子分子状態とが混合した結果であると考えられる。
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研究分野
  • 半導体薄膜
  • 励起子
  • 半導体の可視・紫外スペクトル
関連発表論文 清水 誠,石原 照也. 無機有機複合層状化合物(C6H5C2H4NH3)2PbI4における励起子の光学シュタルク効果. 日本物理学会講演概要集 第56巻第2号 p.581(2001).
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 山中 昭司(広島大学工学部)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 清水 誠,石原 照也. 無機有機層状ペロブスカイト化合物の超高速ポンプ・プローブ分光. 戦略的基礎研究推進事業 量子効果等の物理現象 第4回シンポジウム予稿集,2000. p.111 - 111.

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