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Pt(111)面上マグネタイト薄膜のスピン分解電子状態密度

研究報告コード R000000720
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 中辻 寛
  • Yong Qiang Cai
  • 大野 真也
  • 飯盛 拓嗣
  • 山田 正理
  • 小森 文夫
研究者所属機関
  • 東京大学物性研究所
  • 台湾放射光研究センター
  • 東京大学物性研究所
  • 東京大学物性研究所
  • 東京大学物性研究所
  • 東京大学物性研究所
研究機関
  • 東京大学物性研究所
  • 物質構造科学研究所 放射光研究施設
報告名称 Pt(111)面上マグネタイト薄膜のスピン分解電子状態密度
報告概要 マグネタイトの価電子帯のバンド構造に関しては,そのヴァーベイ転移の起源を調べる目的で多くの研究がなされてきた。しかし,これまでの光電子分光実験で使用された単結晶へき開試料にはチャージアップやへき開面の不純物の問題が指摘されていた。そこでPt(111)清浄表面上の単結晶マグネタイトエピタキシャル薄膜を試料としてスピン分解光電子分光測定を行った。超高真空装置内でPt(111)面を清浄化し,その上の鉄の蒸着と酸化をくり返しマグネタイト単結晶薄膜を成長させた。図1は,室温(RT)とヴァーベイ転移温度以下の100Kにおけるスピン分解光電子スペクトルである。フェルミエネルギー(EF)以下1.2eV程度までは,マイノリティスピン状態が支配的である。スペクトルの温度依存性は以下のとおりである。
1)フェルミエネルギー付近のマイノリティスピン状態密度(Dmi)は低温で減少し,
2)代りに,EF以下0.4eVと0.9eVのDmiは増加する。
これらの特徴は,電子相関を取り入れた低温相での理論計算と定性的に一致する。
画像

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研究分野
  • 半導体薄膜
  • 電子構造一般
  • 無機化合物の磁性
  • 塩基,金属酸化物
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 家 泰弘(東京大学物性研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 中辻 寛,Yong Qiang Cai,大野 真也,飯盛 拓嗣,山田 正理,小森 文夫. Pt(111)面上マグネタイト薄膜のスピン分解電子状態密度. 戦略的基礎研究推進事業 量子効果等の物理現象 第4回シンポジウム予稿集,2000. p.142 - 142.

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