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高分解能分光を用いた固体水素の物性研究

研究報告コード R000000744
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 香月 浩之
  • 保科 宏道
  • 百瀬 孝昌
研究者所属機関
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 京都大学大学院理学研究科
研究機関
  • 京都大学大学院理学研究科
報告名称 高分解能分光を用いた固体水素の物性研究
報告概要 固体パラ水素では線幅の鋭い光学遷移が観測されている。固体パラ水素の高次純粋振動遷移であるQ2(0)及びQ3(0)遷移の高分解能レーザー分光を行い,線幅30MHz程度の吸収を数多く観測した。これらの遷移は固体中に微量存在するオルト水素とその周囲に存在するパラ水素の同時遷移の結果であり,そのスペクトルを解析することで固体水素中でのミクロな相互作用に関する知見を得ることができる。Q2(0)遷移の遷移周波数は8070cm-1である。この領域で波長可変なCWレーザをKTP結晶中でDyeレーザーとTi/Sapphireレーザーの差周波発振をとることによって開発した。このレーザーでQ2(0),Q3(0)遷移を観測したところ,スペクトルはまず大きく2本に分裂し,さらに細かく分裂した構造を持つことが明らかになった。またQ2(0)の場合ではより複雑な分裂が観測された(図1)。結晶場ポテンシャルのパラメータとvibron hoppingのパラメータηを用いて,各遷移の周波数及び遷移強度を計算した。
画像

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研究分野
  • 色素レーザ,液体レーザ
  • 固体レーザ
  • 分光法と分光計一般
  • 一般及び無機化合物のラジオ波・マイクロ波スペクトル(分子)
  • 低温物理一般
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 白田 耕藏(電気通信大学)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 香月 浩之,保科 宏道,百瀬 孝昌. 高分解能分光を用いた固体水素の物性研究. 戦略的基礎研究推進事業 量子効果等の物理現象 第4回シンポジウム予稿集,2000. p.182 - 182.

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