TOP > 研究報告検索 > 異方的高温超伝導体の量子効果と新電磁波機能発現

異方的高温超伝導体の量子効果と新電磁波機能発現

研究報告コード R000000758
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 井口 家成
研究者所属機関
  • 東京工業大学大学院理工学研究科
研究機関
  • 東京工業大学大学院理工学研究科
報告名称 異方的高温超伝導体の量子効果と新電磁波機能発現
報告概要 酸化物高温超伝導体のペア波動関数が,4回対称の異方的d波対称性をもつことは広く認められている。ペアリング波動関数が異方的であると,ジョセフソン電流は電極結晶の方向と接合界面のなす角度に依存する(図1)。本研究の目標は,
1)d波ジョセフソン電流,トンネル電流の接合ジオメトリー依存性の検証;及びその量子効果の特異性の追究,
2)準粒子注入によりジョセフソンプラズマを励起することにより高温超伝導体を新たなマイクロ波,テラヘルツ波の電磁波源として開発することある。研究の現状と成果を報告する。
1)異方的d波ジョセフソン電流の研究,
2)異方的d波ジョセフソン接合のマイクロ波応答,
3)YBCO/BSCCO積層薄膜の作製,
4)走査SQUID顕微鏡を用いた超伝導電流分布の観測,
5)走査SQUID顕微鏡を用いた量子磁束の観測とペアリング対称性の研究,
6)ジョセフソンプラズマスペクトロスコピーの研究,
7)ジョセフソンプラズマ誘起電流ステップの観測。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

R000000758_01SUM.gif
研究分野
  • 量子光学一般
  • 界面の電気的性質一般
  • 酸化物系超伝導体の物性
  • Josephson接合・素子
  • 無機化合物の磁性
関連発表論文 (1)I. Iguchi, W. Wang, M. Yamazaki, Y. Tanaka and S. Kashiwaya, Phys. Rev. B62, R6131 (2000).
(2)H. Arie, K. Yasuda, H. Kobayashi, I. Iguchi, Y. Tanaka and S. Kashiwaya, Phys. Rev. B62, 11864 (2000).
(3)A. Sugimoto, T. Yamaguchi and I. Iguchi, Appl. Phys. Lett. 77, 3069 (2000).
(4)I. Iguchi, E. Kume and H. Takahashi, Phys. Rev. B62, 5370 (2000).
(5)K. Lee, W. Wang, I. Iguchi, M. Tachiki, K. Hirata and T. Mochiku, Phys. Rev. B61, 3616 (2000).
(6)I. Iguchi, K. Lee, E. Kume, T. Ishibashi and K. Sato, Phys. Rev. B61, 689 (2000).
(7)I. Iguchi, Supercond. Sci. Technol. 13, 93 (2000).
(8)E. Kume, I. Iguchi and H. Takahashi, Appl. Phys. Lett. 75, 2809 (1999).
(9)W. Wang, M. Yamazaki, K. Lee and I. Iguchi, Phys. Rev. B60, 4272 (1999).
(10)K. Lee, H. Yamaguchi, W. Wang, E. Kume and I. Iguchi, Appl. Phys. Lett. 74, 2375 (1999).
(11)K. Lee, W. Wang, I. Iguchi, B. Friedman, T. Ishibashi and K. Sato, Appl. Phys. Lett. 75, 1149 (1999).
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 井口 家成(東京工業大学大学院理工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 井口 家成. 異方的高温超伝導体の量子効果と新電磁波機能発現. 戦略的基礎研究推進事業 量子効果等の物理現象 第4回シンポジウム予稿集,2000. p.205 - 208.

PAGE TOP