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キネシン1分子の化学、力学反応

研究報告コード R990003909
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 樋口 秀男
  • 武藤 悦子
  • 小嶋 寛明
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 理化学研究所脳科学総合研究センター
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 キネシン1分子の化学、力学反応
報告概要 モーター蛋白質はATPの加水分解の化学エネルギーを力や滑りの力学エネルギーに変換するエネルギー変換器である。キネシンと微小管複合体のATP分解の反応式を示し,この反応のうちどこで力を出し,それぞれの反応の反応速度はどのくらいかを調べるため,キネシン1分子の力学測定系にcagedATP法を組み合わせた。cagedATP法とは,キネシンに分解されないcagedATPに紫外線を当てることによって,数ms以内にATPとcageに光分解し,そこで初めてキネシンにATP分解を開始させる方法である。本法を用いてキネシンにいつATPが結合し,いつ力が出るかを検討した結果,1mMの濃度のATPの時にはキネシンは1msの時間をかけてATPを結合し,ATPを結合した時には力を出さず微小管から解離もしないことが分かった。また,キネシン分子が1方向に前進する機構を検討した結果,キネシンは後ろから押された時に解離しやすく,前進するのに都合がよい解離速度の方向依存性を示した。
画像

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研究分野
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 細胞構成体一般
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、柳田生体運動子プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • . キネシン1分子の化学、力学反応. 創造科学技術推進事業 柳田生体運動子プロジェクトERATO Yanagida Biomotron Project Symposium on Single Molecular Process in Bio-systems.(研究期間:1992-1997),1997. p.54 - 56.

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