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新しい遺伝子探索システムの開発とその応用

研究報告コード R993100863
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 相垣 敏郎
研究者所属機関
  • 東京都立大学大学院理学研究科
研究機関
  • 東京都立大学大学院理学研究科
報告名称 新しい遺伝子探索システムの開発とその応用
報告概要 ゲノム機能マッピングを視野に入れた新規な遺伝子探索システム(A)を開発した。
酵母由来転写活性化因子GAL4依存性の強制発現ベクターとして遺伝子探索ベクター(I)を構築し,ショウジョウバエに導入した(図1)。形質転換個体をトランスポサーゼ発現系統と交配して613系統を樹立し,F1の致死性,外部形態を検索したところ64%の高発現率で致死または形態異常の表現型を示した。GAL4による強制転写産物のcDNAを特異的に増幅して部分配列決定法を確立し,ショウジョウバエの新規遺伝子としてヒト遺伝子と類似するものを同定した(図2)。これらにより,強制転写産物cDNA配列決定のAにおける有効性を示した。Aを用いI挿入系統をスクリーニングして,触角が足に転換された系統(図3)及び幼虫巨大化系統を同定し,それぞれの遺伝子産物が新規因子であることを示した。以上により,機能獲得形質表現型のスクリーニング法として,Aが適していることを示した。
画像

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研究分野
  • 遺伝的変異
  • 遺伝子の構造と化学
  • 遺伝子発現
  • 遺伝子操作
  • 動物形態学・解剖学一般
関連発表論文 (1)相垣 敏郎、ショウジョウバエ雌の性欲を減退させる因子、化学と生物35、538-539(1997)
(2)相垣 敏郎、遺伝子強制発現系を用いたショウジョウバエ寿命変異体のスクリーニング、基礎老化研究21、6-8(1997)
(3)稲垣 敏郎 強制発現系を利用したショウジョウバエの遺伝子探索法、生物物理39、185-187(1999)
研究制度
  • さきがけ研究21、「遺伝と変化」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 相垣 敏郎. 新しい遺伝子探索システムの開発とその応用. 「さきがけ研究21」研究報告会「遺伝と変化」領域 講演要旨集(研究期間1995-1998),1998. p.3 - 11.

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