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CD4サイレンサーの作用機構

研究報告コード R993100869
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 澤田 新一郎
研究者所属機関
  • 埼玉医科大学精神神経医学教室
研究機関
  • 理化学研究所 ライフサイエンス筑波研究所センターさきがけ21研究室
報告名称 CD4サイレンサーの作用機構
報告概要 CD4遺伝子第一イントロンのサイレンサー領域の機能を解析し,CD4サイレンサー(I)が多要素から成り,各要素の機能が複合して安定なサイレンサー複合体を構成していることを見いだした。
T細胞株核抽出物を用い,Iの核蛋白質結合領域(A)を同定した(図1)。Aをもとに領域欠損型Iを作成しトランスジェニックマウスのCD4-CD4+リンパ球におけるトランスジーン(II)発現を指標にI活性を検討した。in vivoでは148bpのコアフラグメントに加えて5プライムまたは3プライム領域が必要であった。次に5プライムまたは3プライムから配列を削ったコアフラグメントを一過性の系で解析し,I機能関与が考えられる領域Sil7,Sil8を同定し,欠損トランスジェニックマウスで検討した。一部のCD8T細胞でI機能障害を認めSil7,Sil8は何らかの役割を持つと考えた(図2)。しかし残りのCD8T細胞では機能が保たれ,CD8T細胞にIIが完全にサイレンシングされているものと完全に抑制されているものとが存在した(図3)。これはIIの発現のクロマチン構造依存性を示唆する。
画像

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研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
  • 遺伝子発現
  • 遺伝子操作
  • 生体防御と免疫系一般
  • 白血球,リンパ球
関連発表論文 (1)Sawada S., A transcriptional silencer regulates CD4 gene expression. (Japanese) Experimental Medicine (Jikken Igaku), 13, 66-68 (1995)
(2)Sawada S., CD4 gene regulation during T lymphocyte development. (Japanese) Immunology Frontier, No.4, 19-24 (1995)
(3)Sawada S., A silencer regulates CD4 gene expression. (Japanese): Molecular Medicine, 33, 32-37 (1996-97)
(4)Sawada S., Gowrishankar K., Kitamura R., Suzuki M., Suzuki G., Tahara S., and Koito A., Disturbed CD4+ T cell homeostasis and in vitro HIV-1 susceptibility in transgenic mice expressing T-tropic HIV-1 receptors. J. Exp. Med., 187(9), 1439-1449 (1998)
(5)Ellmeier W., Sawada S. and Littman D.R., The regulation of CD4 and CD8 coreceptor gene regulation during T cell development. (Review) The Annual Review of Immunolgoy, 19,523-554 (1999)
研究制度
  • さきがけ研究21、「遺伝と変化」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 澤田 新一郎. CD4サイレンサーの作用機構. 「さきがけ研究21」研究報告会「遺伝と変化」領域 講演要旨集(研究期間1995-1998),1998. p.69 - 76.

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