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トランスジェニックゼブラフィッシュによる神経回路網の可視化

研究報告コード R993100872
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 東島 眞一
研究者所属機関
  • Dep. of Neurobiology & Behabior State Univercity of Stony Broook
研究機関
  • 科学技術振興事業団 さきがけ研究21
報告名称 トランスジェニックゼブラフィッシュによる神経回路網の可視化
報告概要 神経発生・神経生理の研究用に組織特異的にGFPを発現するトランスジェニックゼブラフィッシュ(A)を高率に作成し得た。次に運動神経発生初期から発現するIslet1遺伝子のプロモーターを単離導入したAを作成し脳幹の発生,筋肉とのシナプス形成を観察した。
アルファアクチン遺伝子プロモーターを含むアルファアクチンGFPコンストラクトを受精卵に注入し筋肉特異的GFP発現Aを20%近い高率で得た(図1)。この作成には一過性のGFP発現レベルおよびSV40由来核移行シグナルペプチドの共注入はともに影響しなかった。Islet1遺伝子近傍からクローニングし,脳運動神経でGFP発現を促進する領域を得た(図2)。このIslet1遺伝子プロモーターとGFPを用いてAを作成した。このAはGFPの発現が比較的強く,脳から末梢に伸びる軸索まで可視化できた。このAを用いてゼブラフィッシュの発生段階ごとに共焦点顕微鏡で細胞体軸索の像を観察した。ふ化4,5日の幼魚まで1細胞の解像度で運動神経細胞を観察できた(図3)。
画像

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研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
  • 遺伝子操作
  • 筋肉・運動系一般
  • 神経系一般
関連発表論文 (1)Higashijima,S., Hotta,Y. and Okamoto,H., Visualization of cranial motor neurons in live transgenic zebrafish by Islet1 promoter/enhancer-controlled GFP expression. J.Neurouscience 20: 206-218(2000)
(2)Higashijima, S., Okamoto, H., Ueno, N., Hotta, Y. and Eguchi, G., High-frequency generation of transgenic zebrafish which reliably express GFP in whole muscle cells or whole body by using promoters of zebrafish origin. Developmental Biology, 192, 289-299 (1997)
(3)Higashijima, S., Nose, A., Eguchi, G., Hotta, Y. and Okamoto, H., Mindin/F-spondin family: Novel ECM proteins expressed in the zebrafish embryonic axis. Developmental Biology, 192, 211-227 (1997)
研究制度
  • さきがけ研究21、「遺伝と変化」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 東島 眞一. トランスジェニックゼブラフィッシュによる神経回路網の可視化. 「さきがけ研究21」研究報告会「遺伝と変化」領域 講演要旨集(研究期間1995-1998),1998. p.95 - 100.

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