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新しい転写調節因子ファミリーと細胞分化

研究報告コード R993100881
掲載日 2007年5月11日
研究者
  • 細谷 俊彦
研究者所属機関
  • 国立遺伝学研究所
研究機関
  • 国立遺伝学研究所
報告名称 新しい転写調節因子ファミリーと細胞分化
報告概要 ショウジョウバエ神経系のニューロン・グリア決定と血球分化で機能するgcm遺伝子は新規の転写調節因子をコードし、そのDNA結合部位は進化的に保存している。本研究ではgcm類似転写調節因子群の機能を調べることにより、グリアや血球を中心とした細胞の分化機構を探ることを目的とした。ショウジョウバエの新しいgcm類似遺伝子gcm2とマウスのgcm類似遺伝子mGCMa転写調節因子としての性質はgcmと類似していた。またgcm2はgcmと同様に血球系で強く発現していた。gcmとgcm2の両方を欠く染色体欠失系統ではgcmのみを欠く場合より血液細胞の異常が重くなったことから、gcmとgcm2が血液分化において重複して機能している可能性が示唆された。マウスのmGCMa、bともに神経系でごく弱い発現が認められたが、いずれもアストロサイト、オリゴデンドロサイトマーカーと一致する結果は得られなかった。一方いずれも血液系とみられる発現が認められ、血液分化に関与している可能性が考えられた。
画像

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研究分野
  • 生物学的機能
  • 遺伝子の構造と化学
  • 遺伝子発現
  • 細胞生理一般
  • 中枢神経系
  • 発生と分化
関連発表論文 (1)Asymmetric cell division of thoracic neuroblast 6-4 to bifurcate glial and neuronal lineage in Drosophila. Akiyama-Oda Y, Hosoya T, Hotta Y. Development 126: 1967-74.(1999)
(2)Alteration of cell fate by ectopic expression of Drosophila glial cells missing in non-neural cells. Akiyama-Oda, Y, Hosoya, T, Hotta Y. Dev. Genes Evol., 208: 578-85.(1998)
(3)The gcm-motif: A novel DNA binding motif conserved in Drosophila and mammals Akiyama, Y., Hosoya, T., Poole, A.M., and Hotta, Y. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 93, 14912-14916.(1996)
研究制度
  • さきがけ研究21、「遺伝と変化」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 細谷 俊彦. 新しい転写調節因子ファミリーと細胞分化. 「さきがけ研究21」研究報告会「遺伝と変化」領域 講演要旨集(研究期間1996-1999),2000. p.87 - 95.

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