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脳の神経幹細胞を可視化して機能を探る

研究報告コード R993100883
掲載日 2007年5月11日
研究者
  • 山口 正洋
研究者所属機関
  • 東京大学大学院医学系研究科
研究機関
  • 東京大学大学院医学系研究科
報告名称 脳の神経幹細胞を可視化して機能を探る
報告概要 脳の様々な神経細胞は、神経幹細胞より生み出される。発生期のみならず、完成された成体の脳にも神経幹細胞が存在し、新しい神経細胞が生まれていることが知られてきている。しかし、新しく生まれた神経細胞の脳内での動態や、その機能的意義について不明な点が多い。これらの問題に迫る上で、まず神経の新生を効率よく観察することが不可欠である。神経幹細胞に発現を誘導する遺伝子調節領域の支配下にGFP(遺伝子蛍光蛋白)を発現するトランスジェニックマウスを作製したところ、このマウスでは胎生期の神経系、生体の成熟した脳、再生する神経上皮での神経新生をGFPの蛍光によって効率よく可視化できることが明らかとなった。また、神経新生の機能的意義に迫るため、増殖因子受容体のシグナルをコントロールして神経幹細胞の増殖を誘導できる融合蛋白の系を開発した。この融合蛋白を神経幹細胞に発現するトランスジェニックマウスを作製したところ、通常より大きい脳を持つマウスが作出され、神経新生と脳機能を検討する上でのモデル系を得ることができた。
画像

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研究分野
  • 生体の顕微鏡観察法
  • 遺伝子操作
  • 細胞生理一般
  • 中枢神経系
関連発表論文 (1)Yamaguchi, M., Nakamoto, M., Honda, H., Nakagawa, T., Fujita, H., Nakamura, T., Hirai, H., Narumiya, S., and Kakizuka, A., Retardation of skeletal development and cervical abnormalities in transgenic mice expressing a dominant-negative retinoic acid receptor in chondrogenic cells. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 95, 7491-7496(1998)
研究制度
  • さきがけ研究21、「遺伝と変化」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 山口 正洋. 脳の神経幹細胞を可視化して機能を探る. 「さきがけ研究21」研究報告会「遺伝と変化」領域 講演要旨集(研究期間1996-1999),2000. p.107 - 113.

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