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本能行動の切り換えを調節する神経ホルモン

研究報告コード R993100889
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 長尾 隆司
研究者所属機関
  • 金沢工業大学人間情報システム研究所
研究機関
  • 金沢工業大学人間情報システム研究所
報告名称 本能行動の切り換えを調節する神経ホルモン
報告概要 ホルモンは,神経系をとりまく環境を調節することにより,動機づけや行動の切り替えに深く関わっている。ここでは神経系が単純な昆虫を用いて神経ホルモンによる本能行動の動機づけ調節の仕組みを明らかにすることを試みた。クロコオロギの雄の性行動と生体アミンの作用を結びつけるため,HPLC-ECD法で分析し,神経ホルモンとなる生体アミンはオクトパミンとセロトニンであると推定した。次にクロコオロギの闘争行動を解析するために,飼育条件を集団と単独隔離の二つに分けた。後者がより闘争的であることから,感覚入力に対する固体の反応不整合性が攻撃性に反映していると考えた。性行動と闘争行動の選択は,中枢内の局所的な神経ホルモンと体液を介したホルモン系の複合的な調節によると考えられる。
画像

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研究分野
  • ホルモン・サイトカイン・生理活性ペプチド一般
  • 脳・神経系モデル
  • 神経の基礎医学
関連発表論文 (1)M. Iba, T. Nagao and A. Urano Effects of population density on growth, behavior and levels of biogenic amines in the cricket, Gryllus bimaculatus. Zool. Sci. 12 695-702(1995)
(2)T. Nagao Aggressive behavior in male crickets: Aggressiveness, population density, and behavioral history. Zool. Sci. 13 118(1996)
(3)M. Iba, T. Nagao and A. Urano The levels of biogenic amines in the corpora allata, corpora cardiaca and frontal ganglion in the cricket, Gryllus bimaculatus. Zool. Sci. 13, 213-217(1996)
(4)T. Saito, T. Nagao, M. Okabe and K. Saito Neurochemical and histochemical evidence for an abnormal catecholamine metabolism in the cerebral cortex of the Long Evans Cinnamon rat before excessive copper accumulation in the brain. Neurosci. Let. 216 195-198(1996)
(5)T. Nagao Effects of isolation rearing on aggressiveness and levels of biogenic amines in male crickets. Proc. XXXIII Intl. Cong. Physiol. Sci. P072-30(1997)
研究制度
  • さきがけ研究21、「知と構成」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 長尾 隆司. 本能行動の切り換えを調節する神経ホルモン. 「さきがけ研究21」研究報告会「知と構成」領域 講演要旨集(研究期間1994-1997),1997. p.35 - 39.

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