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知の起源:脳細胞ひとつの知

研究報告コード R993100890
掲載日 2007年5月11日
研究者
  • 加藤 伸郎
研究者所属機関
  • 京都大学医学部
研究機関
  • 京都大学医学部
報告名称 知の起源:脳細胞ひとつの知
報告概要 細胞内カルシウムに依存している,シナプス可塑性の伝達効率の増強と抑圧は,どう弁別されているのか知るために,細胞内カルシウムの多様な時間的空間的分布を調べた。視覚皮質スライスの錐体細胞における細胞内カルシウムを高時間分解能で測定し,その増加様式に時間的多相性があることが分かった。早期緩徐増加相は細胞外カルシウムの細胞内への流入に依存し後期急峻増加相は細胞内小包体からのカルシウム放出によっていることが明らかになった。次にこのような多相的増加パターンを人為的に作るため,急激なカルシウム放出を視覚皮質スライス中の錐体細胞においてケージ化化合物を利用して起こした。この放出はシナプス伝達長期抑圧を促進することが分かった。この結果,カルシウム増加パターンが情報の担い手であると示唆された。
画像

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研究分野
  • 神経系一般
  • 脳・神経系モデル
  • 神経系作用薬一般
関連発表論文 (1)加藤伸郎:シナプス可塑性とカルシウム、医学のあゆみ 173:964-965,1995
(2)Yoshimura H, Kato N: Attenuation of Mg2+-block of synaptic N-methyl-D-aspartate receptors in the visual cortex of rats raised under optic nerve blockade, Brain Res 733:108-112, 1996
研究制度
  • さきがけ研究21、「知と構成」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 加藤 伸郎. 知の起源:脳細胞ひとつの知. 「さきがけ研究21」研究報告会「知と構成」領域 講演要旨集(研究期間1994-1997),1997. p.41 - 44.

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