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手続き的知識としての問題解決 サルとヒトの知を探る

研究報告コード R993100973
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 虫明 元
研究者所属機関
  • 東北大学大学院医学系研究科
研究機関
  • 東北大学大学院医学系研究科
報告名称 手続き的知識としての問題解決 サルとヒトの知を探る
報告概要 サルの迷路課題遂行中の手・目の運動の大脳皮質運動関連領野での細胞活動を観測し多数領野による制御を認め,手続き的知識の一側面を表現する領野としての機能的意味を示唆した。ゴール到達動作で,複数の重要経由点中,特定点を通る確率が高かった。カーソルと手の運動の関係を変更しても,同じ経由点を通る確率が高い傾向を認め,経由点を決めて手の運動を決めている可能性を示唆した。好選経路に障害物を設定すると,障害物に衝突せず迂回路を選択し,新課題に対し手続き的知識から状況に応じて選択が可能と思われた。同じ迷路課題遂行中のヒト大脳皮質活動をfMRIで観測し課題関連活動を示す有意な活動焦点を認めた。活動焦点の位置はサルの場合と対応するように見えた。基本型課題(A)に対し,ゴール位置を180度回転したと見なした課題(B)を比較した。平均すれば両者は同じ運動であるが,AではBrodmannの6野後方のSMAに対応する部位が活動し,Bではその前方のpre-SMAと対応する部位で活動が増加した。pre-SMAは前頭前野と関連が強く,ある種の問題解決に重要な働きをしている可能性がある。
研究分野
  • 心理学一般
  • 個生態学
  • 筋肉・運動系一般
  • 中枢神経系
  • 視覚
関連発表論文 (1)Mushiake H., Tanatsugu Y. and Tanji J. (1997) Neuronal Activity in the ventral part of premotor ortex during target-reach movement is modulated by direction of geze J. Neurphysiol. 78: 567-571
(2)Fujii N, Mushiake H. and Tanji J. (1998) Intracortical Microstimulation of bilateral frontal eye field J. Neurphysiol. 79: 2240-2244
(3)Fujii N., Mushiake H and Tanji J. (1998) An oculomotor representation area within the ventral premotor cortex Proc. Natl. Acad. Sci USA 95: 2034-12037
研究制度
  • さきがけ研究21、「知と構成」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 虫明 元. 手続き的知識としての問題解決 サルとヒトの知を探る. 「さきがけ研究21」研究報告会「知と構成」領域 講演要旨集(研究期間1996-1999),1999. p.39 - 44.

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