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電子を運ぶ人工の蛋白質やペプチドを創る

研究報告コード R993100980
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 篠原 寛明
研究者所属機関
  • 岡山大学工学部生物機能工学科
研究機関
  • 岡山大学工学部生物機能工学科
報告名称 電子を運ぶ人工の蛋白質やペプチドを創る
報告概要 生体系の電子リレー分子システムに学び,酸化還元酵素蛋白質と金属電極材料とのスムーズな電子移動を媒介すると期待できるインターフェイス分子として,図1に示すように酸化還元機能基が空間位置固定され,さらに天然の酸化還元酵素や電極材料と特定の位置,向きで連結できる人工の酸化還元機能性ペプチドや蛋白質を作ることを目的とした。酸化還元機能を持つ非天然アミノ酸を合成し,これを構成ユニットとする人工ペプチドを合成,そのコンフォメーション及び酸化還元機能を検討した。さらに,酸化還元機能性非天然アミノ酸を部位特異的に導入した人工蛋白質の作製法を研究・開発し,その目的の蛋白質ストレプトアビジンを合成し,その酸化還元機能を検討した。また,人工ペプチド・蛋白質と酸化還元酵素をつなぐ電子リレー分子を化学合成した。今後は分子内における電子移動効率の改善や修飾補酵素との連結を図り,酸化還元酵素蛋白質と電極間の電子伝達インターフェースとしての応用を進める。
画像

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研究分野
  • 電極過程
  • ペプチド
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 酵素一般
  • 補酵素
関連発表論文 (1)M.Kira, T.Matsubara, H.Shinohara, M.Sisido, Synthesis and Redox Property of Polypeptides Containing L-Ferrocenylalanine, Chemistry Lettes, 1997, 89-90 (1997).
(2)T.Matubara, H.Shinohara, M.Sisido, Syntesis and Conformation of Poly(L-2-anthraquinonylalanine), Maculomolecules, 30(9), 2651-2656(1997).
(3)H.Shinohara, T.Matsubara, M.Sisido, Electrochemical Properties of Poly(L-2-anthraquinonylalanine), Maculomolecules, 30(9), 2657-2661(1997).
(4)H.Shinohara, T.Kusaka, E.Yokota, R.Monden, M.Sisido, Electron Transfer betweenRedox Enzymes and Electrodes through the Artificial Redox Proteins and Its Application for Biosensors, Sensors & Actuators Part B(Chemical), 65,144-146 (2000).
(5)篠原寛明、芳坂貴弘、宍戸昌彦 非天然アミノ酸を部位特異的に導入した電子機能性蛋白質の創製、Electrochemistry, 68(5), 352-355 (2000).
研究制度
  • さきがけ研究21、「場と反応」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 篠原 寛明. 電子を運ぶ人工の蛋白質やペプチドを創る. 「さきがけ研究21」研究報告会「場と反応」領域 講演要旨集(研究期間1995-1998),1998. p.29 - 38.

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