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プレカーサーSi-C-O系バルクセラミックスの合成

研究報告コード R013000033
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 柿本 健一
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 国際共同研究事業 セラミックス超塑性プロジェクト
研究機関
  • 科学技術振興事業団 国際共同研究事業 セラミックス超塑性プロジェクト
報告名称 プレカーサーSi-C-O系バルクセラミックスの合成
報告概要 Si系高分子を出発原料に用い,熱分解・焼成過程を経て,セラミックスを合成するポリマープレカーサー法は,望む微細構造を比較的低温で合成できる。従ってナノセラミックスが本来持つべき優れた諸特性を発揮できるため,その出発原料となる高分子の構造設計や焼成プロセスの最適化などによって現在その応用範囲を広げつつある。微粉末,薄膜,コーティング材,ウィスカー,長繊維,複合材料用マトリックスソースなどが開発またはすでに製品化されており,これらは優れた熱機械特性をもつため,高性能耐熱材料としての各種部材適用が考えられる。本研究では,これまでに得られなかったバルク形状のPCS系Si-C-Oセラミックスの合成に成功した。PCSは他のSi系セラミックスプレカーサーと比較して非常に安定で,室温大気中でも危険性が伴わず大変ハンドリングしやすいという特徴があり,耐熱ニカロン繊維も合成される工業的に優れたポリマーである。しかし,逆に開鎖および架橋されにくく,例え焼成を行ってもおよそバルク体とは呼べない気泡だらけの塊状のセラミックスしか得られていなかった。
研究分野
  • セラミック材料試験
  • セラミック・陶磁器の製造
  • セラミック・磁器の性質
関連発表論文 (1)K. Kakimoto, F. Wakai, J. Bill, and F. Aldinger, “Composition Change of Polycarbosilane-Derived SiC Ceramics by Carbothermic Reduction”, Proc. 6th Int. Symp. Ceram. Mater.& Components for Engines, eds. K. Niihara et al.,Arita, Japan, 1997, pp. 866-70.
(2)K. Kakimoto, F. Wakai, J. Bill, and F. Aldinger, “Synthesis of Si-C-O Bulk Ceramics with Various Chemical Compositions from Polycarbosilane,”J. Am. Ceram. Soc., 82 2337-41(1999).
(3)K. Kakimoto, F. Wakai, J. Bill, and F. Aldinger, “Fabrication of Polycarbosilane-Derived SiC Bulk Ceramics by Carbothermic Reduction: Effect of Green Density on Crystallinity of Pyrolyzed Compacts,”NanoStructured Materials, 12 175-78(1999).
(4)K. Kaneko and K. Kakimoto, “Nano-Structural Characterization and Nano-Chemical Analysis of Polycarbosilane-Derived Si-C-O Ceramics,”J. Non-Cryst. Solids., 270, 181-190 (2000).
(5)K. Kakimoto, F. Wakai, J. Bill, and F. Aldinger, “Processing Analysis of Polycarbosilane-Derived Si-C-O Bulk Ceramics during Pyrolysis Conversion,”in preparation.
研究制度
  • 国際共同研究事業、セラミックス超塑性プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 柿本 健一. プレカーサーSi-C-O系バルクセラミックスの合成 プロセッシングとセラミゼーション解析. 国際共同研究事業 セラミックス超塑性ブロジェクト 終了報告書(研究期間:1995-2000),2000. p.52 - 62.

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