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植物のアルミニウムストレス耐性機構 I. 超微量アルミニウム測定法の開発

研究報告コード R013000070
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 斎藤 彰
  • 宮崎 力
  • 正岡 淑邦
  • 小林 紘一
研究者所属機関
  • 農林水産省 九州農業試験場育種工学研究室
  • 科学技術振興事業団
  • 広島大学大学院生物圏科学研究科
  • 東京大学原子力総合研究センター
研究機関
  • 科学技術振興事業団
  • 東京大学原子力総合研究センター
  • 農林水産省 九州農業試験場育種工学研究室
報告名称 植物のアルミニウムストレス耐性機構 I. 超微量アルミニウム測定法の開発
報告概要 酸性土壌に伴い土壌アルミニウムが可溶化し,過剰害が深刻な農業問題となっているが,アルミニウムストレスや毒性の作用機構は,環境中に多量に存在するアルミニウムのために詳細な細胞学的,生化学的研究が発展していない。植物の葉細胞内のアルミニウムを細胞レベルで分析するため,自然界には存在しない26Alをトレーサーとして用いた加速器質量分析法による108原子レベルの超微量分析法を開発した。アルミニウムストレス条件下において好アルミニウム植物(ルジグラス),アルミニウム耐性,感受性大麦品種の葉,葉細胞オルガネラ内のアルミニウム量を本超微量分析により測定した。アルミニウムは葉全体,また葉緑体を除いた核,ミトコンドリアでは感受性品種に比べ好アルミニウム,耐性品種に多く取り込まれていた(図1,2,3)。以上より,葉(細胞)においてアルミニウムストレス耐性機構の一つとしてアルミニウムを高度に解毒化する機構が推定できた。
画像

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研究分野
  • 遺伝子発現
  • 細胞生理一般
  • 物質の代謝
  • 植物栄養
  • 植物の栄養障害
関連発表論文 (1)Y. Arakawa, Y, Masaoka, A. Saito, C. Miyazaki, H. Matsuzaki and K. Kobayashi: Establishment of trace aluminium measurement in plant mitochondria. Nucl. Instr. and Metho. in Physics Res. in press 1999
(2)Y. Masaoka, K. Bobayashi, A. Saito, Y. Arakawa, C. Miyazaki, H. Nagai and H. Matsuzaki: Accumulation in the Leaf Cell Organelles of Ruzi grass (Brachiaria ruziziensis)Analyzed by Accelerator Mass Spectorometry. Nucl. Instr. and Metho. in Physics Res. in press 1999
(3)Y. Masaoka, A. Saito, Y. Arakawa, C. Miyazaki, K. Kobayashi, S.Hatori and H. Nagai: Quick Accumulation of 26Al in the Leaf Mitochondria of Brachiariaruziziensis Analyzed by accelerator Mass Spectrometry(AMS) submitted
研究制度
  • 共同研究等促進事業、長崎県「動植物細胞におけるストレス応答機構」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 斎藤 彰,宮崎 力,正岡 淑邦,小林 紘一. 植物のアルミニウムストレス耐性機構 超微量アルミニウム測定法の開発. 共同研究等促進事業 長崎県 共同研究支援プロジェクト “動植物細胞におけるストレス応答機構” (平成7~平成11年度) 研究成果報告書,2000. p.138 - 149.

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