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植物のアルミニウムストレス耐性機構 IV. 酸性/アルミニウムストレス下の水耕栽培における大麦種子根,冠根の異なる応答機構

研究報告コード R013000073
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 斎藤 彰
  • 正岡 淑邦
  • 佐藤 和広
研究者所属機関
  • 農林水産省 九州農業試験場育種工学研究室
  • 広島大学大学院生物圏科学研究科
  • 岡山大学資源生物科学研究所大麦・野生植物資源研究センター
研究機関
  • 岡山大学資源生物科学研究所大麦・野生植物資源研究センター
  • 農林水産省 九州農業試験場育種工学研究室
報告名称 植物のアルミニウムストレス耐性機構 IV. 酸性/アルミニウムストレス下の水耕栽培における大麦種子根,冠根の異なる応答機構
報告概要 多くの植物は酸性土壌でイオン化するアルミニウムにより葉と根に生育障害を受ける。水耕栽培実験系により,酸性度は根の生育に影響を与えず,アルミニウムが根の伸長を阻害し,葉は2次的結果とされた。小麦ではヘマトキシリンで種子根のアルミニウム存在部位染色法が育種選抜に利用されているが,大麦への適用は不可能であった。精密pHコントロール水耕装置を用い,酸性度とアルミニウムの影響に分け,葉の発芽と伸長応答,根を種子根と冠根に分けて検討し,それらのストレスは発根と伸長に対して異なった応答をすることを明らかにした。10種の大麦品種を用いてそれらの応答を比較した結果,酸性ストレス応答は種子根と冠根で異なり,アルミニウムストレス応答は酸性ストレス応答と異なった(図1,2,表1)。さらに出芽(根)と伸長に関する応答も異なった。酸性/アルミニウムストレス耐性機構は複雑で,少なくとも8遺伝子が関係すると推定された。
画像

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研究分野
  • 発生,成長,分化
  • 植物栄養
  • 土壌鉱物
  • 植物の栄養障害
関連発表論文 (1)A. Saito, Y. Masaoka and K. Sato (1998) Developmental Tolerance of acid/aluminium for Barley. 1998 National soil acidification conference 15-17 July in Australia
(2)A. Saito, Y. Masaoka and K. Sato (1999) Differential responses of seminal and crown roots among barley cultivars (Hordeum vulgare) under acid and acid/aluminium stress in hydroponics. Plant and Animal Genome VII Jan. 17-21 in Sandiego, CA
研究制度
  • 共同研究等促進事業、長崎県「動植物細胞におけるストレス応答機構」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 斎藤 彰,正岡 淑邦,佐藤 和広. 植物のアルミニウムストレス耐性機構 酸性/アルミニウムストレス下の水耕栽培における大麦種子根,冠根の異なる応答機構. 共同研究等促進事業 長崎県 共同研究支援プロジェクト “動植物細胞におけるストレス応答機構” (平成7~平成11年度) 研究成果報告書,2000. p.171 - 188.

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