TOP > 研究報告検索 > アントシアニンはストレスを防ぐ? -ハマボウフウのアントシアニン生産細胞と非生産細胞でのストレス応答の違い-

アントシアニンはストレスを防ぐ? -ハマボウフウのアントシアニン生産細胞と非生産細胞でのストレス応答の違い-

研究報告コード R013000076
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 北村 美江
  • 太田 美奈
  • 池永 敏彦
  • 渡邉 正己
研究者所属機関
  • 長崎大学薬学部医薬品資源学薬用植物園
  • 長崎大学薬学部医薬品資源学薬用植物園
  • 長崎大学薬学部医薬品資源学薬用植物園
  • 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線生物学研究室
研究機関
  • 長崎大学薬学部医薬品資源学薬用植物園
報告名称 アントシアニンはストレスを防ぐ? -ハマボウフウのアントシアニン生産細胞と非生産細胞でのストレス応答の違い-
報告概要 ハマボウフウの葉柄由来カルスから確立したアントシアニン高生産細胞(紫色細胞)と非生産細胞(白色細胞)を用い,ストレスに対する応答の違いを調べた。ストレス誘導物質として酵母エキス(YE)及びフリーラジカル生成源としてH2O2,AAPH及びX線を用い,細胞生長,アントシアニン含量及びストレス化合物フラノクマリンの誘導に及ぼす効果を両細胞にて比較した。両細胞ともYE処理,X線照射では細胞生長に影響が無かったが,H2O2とAAPH処理では生長が阻害された。紫色細胞ではH2O2とAAPH処理でのみアントシアニン含量の低下が見られた(図1)。フラノクマリンの誘導は,YE,H2O2及びX線照射時の白色細胞でのみ検出された(図2)。無機ラジカルがストレス化合物の誘導に重要であると示唆された。アントシアニンがラジカルスカベンチャーとして働いたため,アントシアニン生産細胞でストレス化合物の誘導が行われなかったものと考えられる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

R013000076_01SUM.gif R013000076_02SUM.gif
研究分野
  • ピランの縮合誘導体
  • 細胞・組織培養法
  • 生体防御と免疫系一般
関連発表論文 (1)Y. Kitamura, T. Ikenaga, Y. Ooe, N. Hiraoka and H. Mizukami: Induction of furanocoumarin biosynthesis in Glehnia littoralis cell suspension culltures by elicitor treatment. Phytochemistry, 48,113-117(1998)
(2)H. Miura, Y. Kitamura, T. Ikenaga, K. Mizobe, T. Shimizu, M. Nakamura, Y. Kato, T. Yamada, T. Maitani and Y. Goda: Anthocyanin production of Glehnia littoralis callus culltures. Phytochemistry, 48,279-283(1998)
研究制度
  • 共同研究等促進事業、長崎県「動植物細胞におけるストレス応答機構」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 北村 美江,太田 美奈,池永 敏彦,渡邉 正己. アントシアニンはストレスを防ぐ? —ハマボウフウのアントシアニン生産細胞と非生産細胞でのストレス応答の違い—. 共同研究等促進事業 長崎県 共同研究支援プロジェクト “動植物細胞におけるストレス応答機構” (平成7~平成11年度) 研究成果報告書,2000. p.212 - 216.

PAGE TOP